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Items: Is Fashion Modern?

10月1日より、ニューヨーク近代美術館(MoMA)では、ファッションに焦点を当てた展覧会「Items: Is Fashion Modern?」展が開催しております。

MoMAでは、1944年の「Are Clothes Modern?」展以来のファッション展で、20世紀から現在までに世界に大きな影響を与えた111点の衣服や装飾品といった“アイテム”にフォーカスした展覧会になっています。

 

神戸ファッション美術館からも収蔵品を2点出展協力させていただいております。


20世紀初頭にパリで活躍したポール・ポワレのイヴニング・ドレス。1933-35年頃。
脱コルセットで女性解放者と称されたデザイナーのポール・ポワレ。
こちらの衣装は、1909年にパリで公演を行ったロシアバレエ団(バレエリュス)の影響を受け、いち早くデザインに取り入れたドレスです。

 


従来にない素材や技法のアプローチで革新的な衣服を発表したパコ・ラバンヌのイヴニング・ドレス。1968年頃。
こちらの衣装(真中)は、四角いアルミニウムの板がリングでつながれています。

 

当館コレクションの他にも、リーバイス(Levi’s)の501、エルメス(HERMÈS)のバーキン、イッセイ ミヤケ(ISSEY MIYAKE)のタートルネックなど、時代を代表するファッションアイテムや、シャネル(CHANEL)、クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、ジバンシィ(GIVENCHY)などの錚々たるブランドのドレスも紹介されています。また、2015年開催の「デジタル×ファッション」展に出展協力いただきましたSOMARTAのスキンシリーズも展示されており、こちらはMoMAに収蔵されるそうです。

秋冬は是非、NYへファッションの旅はいかがでしょうか。

 

Items: Is Fashion Modern?
2017年10月1 日―2018年1月28日
The Museum of Modern Art
https://www.moma.org/

 

MK

パリコレ2018SSへ行ってきました

パリコレ2018年春夏コレクションが9月25日から10月3日まで開催されました。

9月27日には、ANREALAGEのショーが行われました。会場は、アンリアレイジがパリコレデビューした2015年春夏コレクションが開催されたときと同じ場所Beaux-Arts Salle Melpomene。

 

今回のテーマは、”POWER”。接触したり圧力をかけると光る素材が使われた服、テーピングのフォルムを想起させるようなフォルムの服、300%のTシャツをワンピースのように着ていたりなどなど人と服とそれにまつわる力がテーマのショーでした。

10月28日までパリの日本文化会館では、keisuke kanda+ANREALAGEの「ANOFUKU」展も開催中です。パリに行かれる方は、こちらもぜひ!

9月29日。Grand PalaisではISSEY MIYAKEのショーが開催されました。

招待状のデザインは、横尾忠則さんでした。見に来る方々のお洋服を観察しているだけでもショーが始まる前からワクワクします。ショーが始まると会場の空気が一気にランウェイに集中しました。

人が着て、身体を動かしているときにその身のこなしを美しく見せてくれるお洋服に魅了されました。本当に素敵でした。

9月29日。Grand Hotelでは、UNDERCOVERのショーが行われました。会場に入った瞬間から物語の世界へ。

ショーが始まり、双子のモデルさんたちがサークルを描きながら観客席のすぐそばをを歩いていく姿を見ているうちに、もはや自分も物語の一部に迷い込んだような錯覚に。一本の短編映画を見たようなその場からしばらく立ち去りたくないような気持ちになりました。

パリコレは終わってしまいましたが、パリ装飾芸術館美術館で「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ(Christian Dior, Couturier du Reve)」展とガリエラ宮パリ市立モード美術館では、「FORTUNY UN ESPAGNOL À VENISE」展が2018年1月7日まで開催中。そしてYVES SAINT LAURENT美術館もオープンしました。ずっと旅していたかった・・・。後ろ髪をひかれながら帰ってきました。

miztama

  • 2017/10/08 |
  • 18:23 |
  • ファッション
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ファウンデーション展18日からはじまります

2017年10月18日(水)より、ベーシック展示 特集テーマ「ファウンデーション~ドレスの内側~」を開催いたします。

映画や絵画に出てくる18世紀のヴェルサイユ宮殿や19世紀後半の鹿鳴館時代のドレスがどうしてあんな形をしていると思いますか?
女性美へのたゆまない拘りからだと思いますが、今回はそうなっていく理由でなく、具体的にドレスの形(シルエット)を作り上げている秘密の器具を知っていただく試みです。
建築や化粧でもファウンデーション(基礎)は最も重要な行為ですから。

女性服飾のファウンデーションのスーパースターは、少なくても600年以上に渡り使われているコルセットといえます。女性の理想は胸が大きく、腰がギュッと締まり、お尻が大きい、所謂砂時計型スタイルは、古代東西文明の遺物からでも認識され、その肝がコルセットなのです。
本展では、時代ごとのコルセットとの組み合わせで使われたパニエ、クリノリン、バスルなどを合わせて約30点を紹介します。

この写真はパリの装飾美術館で開催されているディオール展の中で、アトリエを再現したものです。
1950年代1000人以上いた顧客、その一人一人に合わせてボディが作られました。
ここに並んでいる8体だけでも、相当体形が違いますね。このボディは決して其の人の体形そのものでなく、ファウンデーションで補正し、理想と思われる体形を作ったものです。
ディオールとは、その人の為に理想の服を作っていく職人集団であり、デザイナーが変わっても、最も重要なのは仮縫い、手直しの職人たちにより、ショーのデザインを基本にその人に会う唯1枚のドレスが70年間作られ続けていることなのです。

その為にも、ファウンデーションは過去の遺物と思われがちですが、間違いなく現役バリバリなアイテムなのです。
本展でそれを知っていただければ幸いです。

(BX-16S)

3つの展示が楽しめます

現在開催中の「昆虫とファッション」展示では、衣装だけではなく、靴も展示しています。

こちらは、〈メタリック〉のコーナーにあるテリー・デ・ハヴィランドの作品(1970-72年頃)。シルバーと赤のメタリックがファンキーな感じでかっこよいですね。

こちらは、ハーバート・レヴィンの作品(1960年代)。60年代のコスモコール・ルックの雰囲気が漂っていますね。

そして、こちらは高田喜佐さんの作品の中から水玉模様を集めてみました。

水玉つながりでは、同時開催中の「今森光彦-自然と暮らす切り紙の世界」展に展示中の今森光彦さんの切り紙作品〈ゴマダラオトシブミ〉2014年。水玉好きとしましては、こちらにもぐっときます。

神戸ファッション美術館では、18世紀から現在の衣装も服飾史年表展示にてみることができます。「昆虫とファッション」「服飾史年表」「今森光彦-自然と暮らす切り紙の世界」の3つの展示が楽しめます。ぜひ遊びにいらしてください。

miztama

  • 2017/09/03 |
  • 10:00 |
  • ファッション
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街中で擬態する

現在好評開催中のベーシック展「昆虫とファッション」展から今回は、「擬態」のコーナーの紹介です。生き物が他の生物などに姿を似せることを「擬態」といいます。昆虫は、擬態することにより、まわりの環境に自分がとけ込んだように見せて、自分の存在を消し去ろうとします。外敵から身を守るためだったり、外敵を油断させて引き寄せ餌にしたりして生きるためです。擬態は、自然の中だけの出来事ではありません。街中でも擬態することはできます。

例えば、これはどんな素材でつくられているのでしょうか。

答えは人工芝です。

このお洋服は、永澤陽一さんというデザイナーの作品です。さまざまな素材をつかったデザインが特徴です。人工芝のそばに行くと存在を薄くすることができるかもしれませんね。着る人のユーモアというエッセンスも必要ですが、人は、服を纏うことによって街の中で擬態することもできるのです。いつもとちょっと違う視点からファッションを見てみるのも楽しいものではないでしょうか。

展示室では同時に「今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界-里山のアトリエで生まれる命たち-」展を開催中です。昆虫をとらえる眼差しが愛情たっぷりの作品をご覧いただけます。夏のバカンスはぜひ神戸ファッション美術館で!

miztama