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月岡芳年は武者絵の名手・歌川国芳に弟子入りし、多くの武者絵を描いてきました。
本日はその中から数枚をご紹介したいと思います。


「頼光四天王大江山鬼神退治之図」元治元年

頼光四天王とは、平安時代源頼光に仕えた渡辺綱、坂田金時、碓井貞光、卜部季武の四人を指します。
こちらは大江山に住む鬼(酒呑童子)を退治している場面です。
でもこの絵、よく見ると四天王の他に右端にもう一人いるのがお判りでしょうか。こちらは藤原保昌といいます。


坂田金時はあの有名なまさかり担いだ金太郎の改名後です。


「羅城門渡辺綱鬼腕斬之図」明治二十一年

四天王の一人である渡辺綱は単騎でも鬼を倒せるほど強かったようです。
こちらは頼光から授かった「禁札」を持って羅城門に向かい、鬼と対峙しています。
この鬼はよく茨木童子と同一視されるそうですが、こちらは羅城門の鬼と呼ばれています。


「和漢百物語 田原藤太秀郷・瀬田之竜女」慶応元年

田原藤太秀郷は将門の乱を討伐した藤原秀郷のことで、俵藤太とも呼ばれています。
三上山の大ムカデを米俵ではなく、弓矢で退治しています。


「義経記五条橋之図」明治十四年

源義経(牛若丸)と弁慶が五條橋で争う有名なシーン。
躍動感が素晴らしい作品です。

 

ここで紹介した他にも、あの武者やあの鬼やあの妖怪……など、よく知る人物をたくさん描いています。
芳年 躍動の瞬間と永遠の美」は3月11日(日)までです。ぜひご覧なってください。

 

最後にもう一枚…

「新形三十六怪撰 清姫 日高川に蛇体と成る図」明治二十三年

清姫さん、怖いです…。

 

のぞみ