美術館近くのオオシマザクラの最後まで緑色だった葉も、黄色く色づいてきました。
神戸マラソンと同じ日、神戸アートビレッジセンターでは、ミュージアムキッズ!party2017が開催されました。
全国のミュージアムによる子どもたちのためのプロジェクト、こどもひかりプロジェクトと神戸アートビレッジセンターが中心となって、九州や沖縄、兵庫のミュージアムからワークショップが出展されました。
神戸ファッション美術館が、西宮大谷記念美術館と大学生と協働したプログラムは、葉っぱコネクト。
子どもたちが持ってきてくれた葉っぱと、九州や兵庫各地の葉っぱが集まってコネクト開始!

赤や黄色、茶色に緑…季節柄カラフルに色づいた葉っぱは、細長いのや丸いの、ギザギザした形、ふかふか、モサモサ、つるりとした感触、わぁー桜餅の匂いがするよ!
2歳から8歳の子どもたちは、五感をフル稼働させて、発見を言葉にしながら、それぞれに選んだ好きな葉っぱを紙のうえに広げてゆきました。

大きな紙のうえに葉っぱを貼って貼って貼って繋げていくと。。。。。

大きなタペストリーになりました!
ところ変われば、九州の葉は色づき始めた頃で、六甲山の北側はずいぶんと紅葉が進んでいたのも発見でした。
まゆだまやどんぐりをころがして、虫と触れ合い、三線を習ったり、アジアの文化に触れたpartyの様子はこちらもご覧ください。

ミュージアムデュケーション研究会 みんなの学美場「大地の力 土(はに)染め」が12月2日(土)に行われました。
ミュージアムエデュケーション研究会は美術館、博物館等12施設が連携し、ミュージアムを活用した教育の可能性について考える研究会です。
今回、神戸ファッション美術館で開催された研修は「大地の力 土(はに)染め」です。
大阪羽曳野市にある「古色の美」からベンガラ染め職人の小渕裕さんに講師に来て頂き、ファッションに関連した「染め」を地元六甲山の土を使って行い、美術教育にどう生かせるかを考えてもらいました。
六甲山で採取した土を火にかけて、染める為の色をつくります。

火にかけていくと、だんだんと色が変化していきました!
こうやって土の色を変化させて、いろんな色を作っていくんですね。。。。
また、別の採取した土を乳鉢で粒子を細かくし、水を入れて染料を作ります。

美味しそうなまろやかさになったら完成だそうです!
皆さんでつくった染料とその他の土の染料を使って手ぬぐいを型染めで。。。。

染まりました★

植物染めとは違った、土独特のやわらかい色が印象的です。
4時間という長丁場でしたが、みなさん楽しんで研修に参加して頂けた様子でよかったです。
教育現場で教える前に自分が楽しんで取り組むことが大事。という意見や、今回取り組んだ中で、授業に使えそうなところは応用して挑戦してみたいなど、たくさんの嬉しいご意見をいただきました。
今回の研修で学んだことを参加された皆さんが、それぞれの場所で生かして頂けたら幸いです。
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現在申込受付中のミュージアムエデュケーション研究会「みんなの学美場」はチラシの通りです。


チラシ表 チラシ裏
[申し込み先]
神戸市立小磯記念美術館 FAX:078-857-3737
※その他、詳細につきましては、各館へお問い合わせください。
※申込多数の場合は抽選となります。
美術館、博物館、文化施設で実施されている教育活動にご興味のある高校生以上の方であれば、どなたでも参加していただけます。
スタッフ一同、お待ちしております。
mikan