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デザインがつなぐ美術と防災の授業

先日、大阪市立大正中央中学校の文化祭に伺い、美術科の舞台発表と作品展示を見学しました。

3年生の有志の皆さんによる舞台発表は、掛け合い漫才にはじまってパワーポイントでの発表へと。会場が惹きこまれます。

発表では、7月から始まった校内の「北館を明るくしよう」プロジェクトの一環で、9月のプチプチタングル(PUZZLE WARE)を用いたランプシェード制作の授業が紹介されました。ファッションデザイナーの津村耕佑さんがゲストティーチャーに招かれ、生徒たちはプチプチタングルの素材感や特徴を体感し、さらに夢や想像、感情などの心の世界を基に主題を生み出して、材料の組み合わせを考えて制作が進みました。

班ごとの活動では、互いに協力し支え合って作ることで、当初の構想から広がった作品へと発展したそうです。展示会場では吊り下げ型や置くタイプのさまざまに工夫を凝らしたランプシェードが配され、色とりどりのLEDライトで幻想的な雰囲気でした。

10月の防災学習後には、避難所で役立つ「姿」を班ごとに制作。プチプチタングル(PUZZLE WARE)とペットボトルや段ボールなどの非常時に手に入りやすい素材を用いて、赤ちゃんがゆっくり過ごせる場所、大勢の中でも1人になれる頭を覆うドーム、固い床でも過ごしやすいマット、小物入れにもなるスピーカーなど、避難所で誰かを想った形や気持ちの和らぐ色使いの装飾が生まれていました。

プチプチタングル(PUZZLE WARE)は、津村耕佑氏がデザインした空気緩衝材を素材に用いたパズルパーツです。昨年、当館で開催した先生のためのミュージアム活用術では、このパーツを使った空間造形の研修を行い、大正中央中学校の先生も参加くださいました。研修での試みが、美術科だけでなく防災学習へと横断的な授業に発展された取り組みを拝見し、学びの多い1日でした。

  • 2017/11/09 |
  • 17:30 |
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