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ファウンデーション展18日からはじまります

2017年10月18日(水)より、ベーシック展示 特集テーマ「ファウンデーション~ドレスの内側~」を開催いたします。

映画や絵画に出てくる18世紀のヴェルサイユ宮殿や19世紀後半の鹿鳴館時代のドレスがどうしてあんな形をしていると思いますか?
女性美へのたゆまない拘りからだと思いますが、今回はそうなっていく理由でなく、具体的にドレスの形(シルエット)を作り上げている秘密の器具を知っていただく試みです。
建築や化粧でもファウンデーション(基礎)は最も重要な行為ですから。

女性服飾のファウンデーションのスーパースターは、少なくても600年以上に渡り使われているコルセットといえます。女性の理想は胸が大きく、腰がギュッと締まり、お尻が大きい、所謂砂時計型スタイルは、古代東西文明の遺物からでも認識され、その肝がコルセットなのです。
本展では、時代ごとのコルセットとの組み合わせで使われたパニエ、クリノリン、バスルなどを合わせて約30点を紹介します。

この写真はパリの装飾美術館で開催されているディオール展の中で、アトリエを再現したものです。
1950年代1000人以上いた顧客、その一人一人に合わせてボディが作られました。
ここに並んでいる8体だけでも、相当体形が違いますね。このボディは決して其の人の体形そのものでなく、ファウンデーションで補正し、理想と思われる体形を作ったものです。
ディオールとは、その人の為に理想の服を作っていく職人集団であり、デザイナーが変わっても、最も重要なのは仮縫い、手直しの職人たちにより、ショーのデザインを基本にその人に会う唯1枚のドレスが70年間作られ続けていることなのです。

その為にも、ファウンデーションは過去の遺物と思われがちですが、間違いなく現役バリバリなアイテムなのです。
本展でそれを知っていただければ幸いです。

(BX-16S)