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街中で擬態する

現在好評開催中のベーシック展「昆虫とファッション」展から今回は、「擬態」のコーナーの紹介です。生き物が他の生物などに姿を似せることを「擬態」といいます。昆虫は、擬態することにより、まわりの環境に自分がとけ込んだように見せて、自分の存在を消し去ろうとします。外敵から身を守るためだったり、外敵を油断させて引き寄せ餌にしたりして生きるためです。擬態は、自然の中だけの出来事ではありません。街中でも擬態することはできます。

例えば、これはどんな素材でつくられているのでしょうか。

答えは人工芝です。

このお洋服は、永澤陽一さんというデザイナーの作品です。さまざまな素材をつかったデザインが特徴です。人工芝のそばに行くと存在を薄くすることができるかもしれませんね。着る人のユーモアというエッセンスも必要ですが、人は、服を纏うことによって街の中で擬態することもできるのです。いつもとちょっと違う視点からファッションを見てみるのも楽しいものではないでしょうか。

展示室では同時に「今森光彦 自然と暮らす切り紙の世界-里山のアトリエで生まれる命たち-」展を開催中です。昆虫をとらえる眼差しが愛情たっぷりの作品をご覧いただけます。夏のバカンスはぜひ神戸ファッション美術館で!

miztama