ファッション展時代
名古屋のヤマザキマザック美術館で「もっと知りたい名画の世界 よそおいの200年」(会期:4月22日(土)-8月27日(日)が始まりました。
本展は、ヤマザキマザック美術館所蔵の17世紀から20世紀初めの絵画を中心に、国立西洋美術館や企業、個人などから借用した絵画作品と併せて、ポーラ文化財研究所の女性美を極めた化粧に関する資料、東京家政大所蔵の裁縫ひな形や、椙山女子学園大学、名古屋女子大学の服飾に関する数々の資料を展示することによって、250年間(なぜ200年なのでしようね)の絵画の魅力を読み解いていくものです。多くの絵画には解説文とは別に、吹き出しで見所や部分図解が付いており、知らないことばかりで、とても役に立ちます。その図解された資料の本物が展示されているのがとても新鮮です。
その中でも、神戸ファッション美術館所蔵のロココ(男女)、エンパイア、ロマンティック、クリノリン、バスル、アール・ヌーヴォーの7点の衣装は、絵画と響き合ってとても美しいので、必見ですよ。
数々の講座が開かれるにもお楽しみです。
名古屋では、名古屋ボストン美術館で6月10日(土)から「パリジェンヌ展 時代を映す女性たち」(~10月15日(日))が開催されます。昨年の春の東京に続いて、同じ都市でファッション展が同時期に開催されます。日本でもついにファッション展時代が到来したと考えたいですね。
http://www.nagoya-boston.or.jp/event/news/-open.html
神戸ファッション美術館も今後とも頑張って行きますのでよろしくお願いします。
(BX-16S)
- 2017/04/23 |
- 10:00 |
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