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着倒れ方丈記 86ケイスケカンダ

やっと春らしい日が続いておりますが、皆さんは花粉などは大丈夫でしょうか。

東京の春は、ファッションウィークから始まります。表参道、六本木、渋谷などのおしゃれスポット(古い表現ですね)には、それらしき若者、それ以外の方々で、とても不思議な雰囲気です。
私は、2日間で文化学園服飾博物館、三菱一号館美術館、国立新美術館、世田谷美術館の4つのファッション展覧会と、BORO展出品デザイナー「matohu(まとふ)」と「writtenafterwards(リトゥンアフターワーズ)」の東京コレクション、序に上野のボッチチェリ、カラバッジオまで見てきました。

出品デザイナーの中で今回の東京のショーに参加していないのが神田恵介さんです。10年以上手仕事に拘った服を作り続けるケイスケ氏、熱い思いが詰まった作品は、本展の中でも私個人は精神的に一番青森のBOROに近いと考えています。代表的な作品と同時に展示されているのが、今年1月3日に都築響一氏によって撮影され、後日文章が付けられた「着倒れ方丈記 86ケイスケカンダ」です。

BORO(ぼろ)の美学 ―野良着と現代ファッション ケイスケカンダ

ケイスケ氏はこの作品を付いてこのような言葉を綴っております。
「学生時代、都築さんの「着倒れ方丈記」の熱心な連載読者だった僕は、いつか自分のブランドの着倒れを撮ってもらうのが夢でした。一方、都築さんは、BOROに著作などを通して光りをあて分かりやすく世間に紹介した先駆けの人でもあります。今回のBOROの企画展で、一緒に作品をつくり、ここに展示できることを幸せに思います。 神田恵介」そして、85枚の作品で終了した以前の作品集の後に、86番目の新作を依頼しました。

BORO(ぼろ)の美学 ―野良着と現代ファッション ケイスケカンダ

都築さんと田中忠三郎氏、そしてBOROとの関係も浅からぬものがありますが、神戸ファッション美術館でも、その面白さと斬新さに注目し、2010年4月からの「ファッション奇譚 -服飾に属する危険な小選集―」でいち早く、「着倒れ方丈記」を展示させていただきました。販売書籍の丁度10倍の大きさですので、ほぼ等身大ですので、自分の部屋と比較して楽しんでください。この部屋の主であるモデルさんのことも考えてみてくださいね。

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堺で「ミュシャのコスチューム」展

19世紀末の華やかなザワメキ、再び---

2年前神戸ファッション美術館で開催した「世界のファッション-100年前の写真と衣装は語る」展でもとりあげた約100年前の世界。
 
アール・ヌーヴォーのパリで一躍有名になった画家アルフォンス・ミュシャが描いた作品にみるコスチュームの展覧会が堺 アルフォンス・ミュシャ館で開催、当館からも衣装と写真を出展しています。
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当館からは、ミュシャが晩年、祖国チェコや東欧で描いた作品に合わせ、
チェコとユーゴスラビアの衣装、
ファッション写真、
ナショナルジオグラフィック所蔵の当時の大判プリント写真を
インストールに協力しています。
京都服飾文化研究財団さんからは19世紀末のファッションも出展されています。
ミュシャの絵画と実物でみる世紀末のファッションと東欧のコスチュームの世界をこの機会にぜひお愉しみください。 
【イベント情報】
5月14日(土) 14:00~15:30 講演会
講師:新免光比呂 氏 (国立民族学博物館 准教授)
4月30日(土)11:00~、14:00~(1時間程度) ギャラリートーク
解説:神戸ファッション美術館 学芸員、堺 アルフォンス・ミュシャ館学芸員
http://mucha.sakai-bunshin.com/event_ichiran.jsp
 
【展覧会】
「ミュシャとコスチューム」展 
堺 アルフォンス・ミュシャ館
6月12日まで
http://mucha.sakai-bunshin.com/event_ichiran.jsp