follow me

先生のためのミュージアム活用術2015 開催しました

ミュージアム活用術(以下みゅーかつ)は、美術館・博物館が所蔵する“ほんもの”の資料とこどもたちの出会いについて学校の先生方と考えるため、阪神間から明石の11施設が連携して研修会を開催し、今年で3年目を迎えます。

11月28日(土)には当館にて、「防災ツールから授業を考える」をテーマに、神戸の人の声を基に作られた作家の衣服作品や「究極の衣服は家である」をコンセプトに作られた作品のデザインや込められた思いに触れて、学校での学習プログラム化を学校の先生やみゅーかつ参加館の皆さんと共に探りました。

このプログラムは、昨年度の研修会での先生方の感想がきっかけとなりました。
特別展示「衣服にできること―阪神・淡路大震災から20年」の出品作品である、衣服造形家の眞田岳彦さんの《プレファブコートライスKOBE》、ファッションデザイナーの津村耕佑さんの《FINAL HOME》を鑑賞後、学校での震災学習が話題にのぼり、過去に学び未来に備えるという視点を、身近な衣服の観点から考える震災学習の授業作りを計画しました。

PB280047 PB280038
当日はグループごとに《プレファブコートライスKOBE》や《パスルウェア》に実際に触れて、感じたことを共有して、特性を考えて・・・と実際に手を動かしながら、学校での教材としてできることを模索しながらの制作を行いました。
PB280050 PB280065
最後には、グループごとに発表です。「震災学習のめあて」「対象学年の想定」「作品の対象者・使用場面」をポイントにしました。
PB280061 PB280677

参加の先生方からは、「作品づくりの際に、人に優しい作品、相手を思う作品の大切さを伝えていきたい」「新しい災害に対する向き合い方ができたらいい」「デザインが生活だけでなく、非常時における癒しや必要性にせまるために考えられていることに感動した。そいうことも美術の仕事と考えが深まった」などの感想をいただきました。

研修をとおして、作家さんのデザインに込められた思いを知り、また作品に触れながら非常時にどんなことができるかを考え、未来へとつないでいくアイデアがいくつも生まれました。この学びを形にしたり、伝えていけるような場作りなど、美術館でできることを考えていきたいです。
pisces