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京都祇園祭山鉾懸装品(長刀鉾)

現在神戸ファッション美術館で開催中の「超絶刺繡Ⅱ-神に捧げるわざ、人に捧げるわざ-」展では、京都祇園祭の長刀鉾の懸装品である下水引、二番水引、三番水引をご覧いただくことができます。正真正銘の本物です。新しく見えるので、レプリカなのかなと思われる方もいらっしゃるようですが、来月7月の山鉾巡行のときに長刀鉾に飾られているものです。今回は、公益財団法人長刀鉾保存会さんのご厚意により神戸ファッション美術館で展示させていただいております。しかも、皆さんの目線の位置でじっくりご覧いただける展示になっております。3段(上から順番に「下水引」、「二番水引」、「三番水引」)に分けて展示されています。刺繡がほどこされているのは、「下水引」と「二番水引」で、「三番水引」は、織物(紋織)です。写真右側が正面になり、お稚児さんが乗る面です。

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「下水引」には、麒麟が刺繡されています。立体的で荘厳でありながら躍動感が感じられます。「二番水引」には、四神(青龍、朱雀、白虎、玄武)八珍果(りんご、銀杏、びわ、桃、ざくろ、柿、梨、レイシ)が刺繡されています。駒取り繡、刺し繡、渡し繡、巻き繡、相良繡などさまざまな技法が使われています。

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祇園祭は、動く美術館といわれるように、懸装品は、絢爛豪華で貴重な作品ばかりです。そのような作品をみることができるのは、お祭りを守ってこられた保存会や町の方々、また復元をされる職人の方々がおられてこそです。作品は間違いなく超絶なのですが、そこに関わっておられる方のことも感じとっていただけるように、今回は、長刀鉾の水引の復元新調されている川島織物セルコンさんにご協力いただき、原画や下絵もあわせて展示しています。

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展覧会最終日(6月28)まであとわずかです。ぜひこの機会に神戸ファッション美術館へお越しください。

p.s.好評をいただいていた来館者無料プレゼントのシールは、本日で配布を終了いたしました。

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