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100年を超え存在する2つの写真誌

皆さんは現在、定期購読されている雑誌があるでしょうか。毎月必ず読む雑誌が決まっていたりした時代もあったような気がしますが・・最近ではインターネットの情報に頼る一方で同じ雑誌を毎月待ち望み購入することが珍しくなってしまったようです。とはいえども、編集者によって選び抜かれた企画がセンス際立つ表紙に並ぶ姿は、本屋でずらり並ぶ多様な種類を見ているだけでも時代や社会を映し出していて面白いものです。

出版不況とはいえ無数に刊行され続ける雑誌。「写真」というジャンルだけでも多数。

現在、本屋で並んでいるような「老舗系から新顔の女子系まで写真関係誌がズラッと並ぶものの、そのほとんどがカメラ雑誌」と自身のメールマガジンで書かれているのは編集者の都築響一さん。「篠山紀信や荒木経惟の「作品」が掲載されても、読者がまず読むのは新製品紹介だったり、コンテスト・ページだったり、巻末の中古カメラ屋の広告だったりする。 」たしかに、カメラ雑誌はどちらかというと機器マニアの人が読んだりしているような。。

写真関係の雑誌には大きくわけて2種類。

機械としてのカメラを対象とした「カメラ誌」と写真を表現としてとらえた「写真誌」の二種類があるようです。当館で開催中の特別展示「世界のファッション」で展示中の「ナショナル ジオグラフィック」誌はいわずもがな、1888年に初版を刊行している自然・科学系の老舗写真誌です。1885年から1905年の間に11,000種の雑誌が刊行されるなど当時は雑誌ブームでしたが、そのほとんどが生き残っていない写真誌。ナショジオのように126年間刊行しつ続けていることがどういうことか。雑誌における写真の歴史はほぼそのままナショジオの歴史と言えるでしょう。

「写真をじっくり読む」写真誌『IMA』誕生

少し話がそれましたが、写真関係誌をとり巻くこの環境下、2012年に新たに誕生したのが「写真をじっくり読む」写真誌『IMA』です。アート・ファッションをもカバーし、写真毎に最適な紙を使用しているであろう異なる紙質の感触が誌面をめくる手先をも楽しませてくれます。いわば、雑誌という媒体を通して、アートそしてファッションとしてのハイクオリティな写真を幅広く人びとに表現することを試みる新しい写真誌ではないでしょうか。

そんな100年を越え存在する二つの写真誌、126年の歴史を誇る「ナショナル ジオグラフィック」と現代に誕生した「IMA」のバックナンバーから最新号まですべてを現在開催中の展覧会「世界のファッション-100年前の写真と衣装は語る-」会場にてご覧いただけます!

<雑誌『IMA』と割引提携開始>

さらに、

雑誌『IMA』の定期購読会員証を受付で提示していただくと、展覧会を割引料金でご覧いただけるようになりました。その他にも特別付録やカルチャー系施設の割引など定期購読の特典が盛りだくさん!詳細はIMA誌の定期購読割引店舗一覧をご覧ください。

IMA

 写真:(右)『IMA』最新号(8月29日発売)の表紙が偶然にもインドの女性で民族衣装もみてとれる!ヴィンテージのセピア色をしたネガにデジタル処理を施した「Negatives」はドイツの写真家トーマス・ルフによる最新作。

(左)デザインを一新した「IMA定期購読会員カード」。サラ・レインベルガーの作品。

 ●●●開催中!「世界のファッション-100年前の写真と衣装は語る-」●●●

 2014107日(火)まで

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ギャラリーツアー (同日に「マガジンカフェ」も開催!)

9月14日(日)※学芸員によるギャラリーツアーを開催します。
10月5日(日)※日経ナショナル ジオグラフィック社 編集者 葛西陽子氏の参加が決定しました!

時間:14:00―15:00(終了予定)
申込不要/要入館料
場所:神戸ファッション美術館

西谷真理子×葛西陽子トークショー@スタンダードブックストア(心斎橋)
日時:9月20日(土)12:00―
場所:スタンダードブックストア(大阪、心斎橋)

スタンダードブックストア心斎橋さんで展覧会開催を記念し、西谷真理子氏×葛西陽子氏のトークショーが開催されます!
詳細はスタンダードブックストアのホームページをご覧ください↓
http://www.standardbookstore.com/archives/66153299.html

文 nj

写真 KMi.