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新着図書のご紹介

みなさま、こんにちはhappy01
神戸ファッション美術館3Fライブラリーより新着図書のご紹介ですbook

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<被服 手芸>
Contes de Frees intemporels  1003/CON
Draping Art and craftsmanship in Fashion Design  1003/DRA
Draping Period Costumes  1003/DRE
L’encyclopedie des travaux d’aiguilles  1003/LEN
Little Black Dress  1003/LIT
Pattern Cutting for Menswear  1003/PAT

<美容>
Hair Fashion and Fantasy  1403/HAI
Historical Wig Styling Ancient Egypt to the 1830s  1403/HIS
Historical Wig Styling Victorian to the Present  1403/HIS

本日5月26日に配架しておりますので、すぐにご覧いただけますeye

神戸ファッション美術館ライブラリー

  • 2014/05/26 |
  • 11:02 |
  • ライブラリー
  • fashionmuseum |
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ナポレオン戴冠式の真実

ナポレオンの1804年12月4日のパリのノートルダム寺院で開催された戴冠式の様子は、ルーブル美術館のあの有名な絵画によって世界的に広く知られています。高さ6.29m、幅9.26mと、ルーブルで2番目の巨大な絵画は、人物が大体等身大に描かれています。

ナポレオンは身長167.5㎝、体重は73kgと推測されています。実際の場面を描いたように見えますが、本当のところは、この2枚のジャック=ルイ・ダヴィッドのスケッチや習作に描かれているように、ナポレオンが彼自身の手で自らに王冠を被せている戴冠のシーンが描かれるはずでした。でも最大の驚きは、わざわざ招いた世界一の権力者であるローマ教皇には何の役目をさせていないことです。
ナポレオンは、ただのフランス王ではなく、ローマ教皇を超える絶対的な立場を目指したのです。
ルーブルの絵に描かれたナポレオンがジョゼフィーヌに王冠を被せるのはその直後と考えられます。この絵ではジョゼフィーヌの戴冠式になってしまいますよね。この習作を見たナポレオンは、余りにも自分が前に出過ぎていて後年悪い評判が起こることなどを危惧し、少し微笑ましい場面へと書き直しを指示したといわれています。絵画が絶対的な真実を描く必要もないのでしょうが、この絵はいろいろな細工がされています。例えば、左右100人ずつの出席者を片側に纏め200人分全員が描かれているし、2人の結婚に反対して不参加だったナポレオンの母が絵画の中心に描かれています。

1 皇帝ナポレオン1世と皇后ジョセフィーヌの戴冠式
ナポレオン戴冠式の真実
ナポレオン戴冠式の真実
ドキドキ・ワクワク ファッションの玉手箱―ベスト・セレクション123― ナポレオンの戴冠式

今回、知られざる歴史に合わせ、初めて真実の戴冠式の様子を当館自慢の復元衣装で再現しました。画家ダヴィッド、あるいはナポレオンの家族になったつもりで全方向からこの機会に登場人物の内面などを是非想像してみてください。

ドキドキ・ワクワク ファッションの玉手箱―ベスト・セレクション123―」展も後半に入ってまいりました。来館いただいていない方には本展の実態が解りにくいので書いておきます。

簡単に申しますと、
(1)300年間の西洋ファッション史(服飾+人間の生活や文化の物語)が網羅された大図鑑の立体展示。
(2)インドや中国、イランなどを中心とした世界最高水準のテキスタイル(刺繍、織など)が展示
(3)現代におけるファッションの問題作、特徴的なコレクションの豪華3本立てになっています。

特に(1)の西洋ファッションの300年間を実物だけで通史を見せる展示は、世界中でどこでも出来ていないと思います。
日本でどうして西洋ファッションと思われる方も多いでしょうが、当館で出来てフランスとイギリス、アメリカで出来ないのでしょうがないし、ボストン美術館やギメ美術館の日本美術はとてもいい展示が出来ています。
今回のファッションは服装史だけではなく、メイク、ヘアを含め人の営みそのものです。少なくても人体は必要となります。特に18-19世紀の衣装には一人ずつ特別なマネキンを制作して、当時の空気感を演出しています。
20世紀はメディアの時代です、40デザイナーの代表作の衣装と巨匠たちの写真や版画、動画が同じ価値で展示されています。美術館なので作品に触っていただくことは出来ませんが、全ての展示物は物理的には触れるものです。
バーチャルでなく本物をあらゆる角度から体験できる、このような機会は今後も実現するとは思えないので、ファッション好きは方や関係者は絶対に見る必要があると思いますが、そうでない方も今後の映画、絵画の鑑賞が驚くほど容易くできるようになりますので揃ってお越しください。

4月28日のブログも参照ください。

(BX-16s)