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【報告】春期服飾文化セミナー2014「食とアートでつながる淡路島」開催しました

2014年度の春期服飾文化セミナーは、衣×食住遊:暮らしの未来を創造するをテーマに開催します。
本日開催の第1回は、「食」と人とのつながり のお話しです。Fkeys+代表で淡路島を耕す女・やまぐちくにこさんを講師にお迎えして、「食とアートでつながる淡路島」と題して開かれました。
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淡路島の概要や特産物のお話しに続いて、やまぐちさんが事務局長を務められている、NPO法人淡路島アートセンターの活動についてご紹介がありました。

多くのプロジェクトの中からの気づきをいくつかあげますと、「すべての生き物を同じ高さのテーブルで食す会」を通して、アートにも食わず嫌いがあるのでは?ということ、廃校となった学校にアーティストを誘致して開かれたノマド村・ノマドカフェに、他府県ナンバーの車が並ぶことで、地元の人が淡路島の良さを認識する機会となるなど、10年間の活動の中には、島の人と島の外の人がつながること、またそのきっかけが積み重ねられていました。
その積み重ねは、地元のお母さんがお料理を提供する、「まるごキッチン」としてこの4月から始まるなど、新しいなりわいも生み出されています。
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後半は3-4人のグループに分かれて、作業着スタイルの人が写ったプリントをもとに、どんななりわいの人か、またどんな生活を送っているかを想像しました。
また、働く現場が写ったプリントでは、白抜きになった人型から、どんな服装で働いているか、またその素材やデザインについても考え、グループごとに意見をシェアし、発表しました。
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これらの作業服を考えるきっかけの一つには、若者に淡路島へ移住してほしいという願いがあります。ただ、農業や漁業などに就業する際に着たい服(作業服)がなく、選びたいということが出発点だったそうです。

そして、ファッションデザイナーFORM ON WORDSによる淡路島での聞き取り調査から生まれた、3点の衣装をご紹介くださいました。
大漁旗で作られたワンピース、ipodを入れたいという声を受けて、たくさんのポケット付きでストレッチ素材も要所に使って接ぎ合された作業服、通気性のよい素材を組み合わせ、胸元に淡路島特産の貝ボタンがデザインされた羽織り物など、デザインも着心地も体感しました。

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最後には、淡路島の生産物、早生玉葱とシラスのサプライズプレゼントも!
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「そこにあるものを想像したり背景を考えることは、形を考える=デザインすることで、これは淡路島だけではなく、皆さんの身近にもあるものです」という、やまぐちさんの言葉が印象的でした。

・・・・・
次回のセミナーは、6月21日(土) 14時より、第2回「衣」と人とのつながりをテーマに、「ともにしあわせになるしあわせ」と題して、吉川公二氏(株式会社フェリシモ 経営企画室 広報部部長)にお話しいただきます。事前申込制( workshop●fashionmuseum.or.jp(●を@に変えて送信して下さい。) )です。詳しくはこちらをご覧ください。
みなさまのご参加をお待ちしております!

古代ローマの服装

今月はじめに、映画「テルマエ・ロマエⅡ」を観てきました。
130年代のローマと現代日本と、時代を行き来して繰り広げられるお風呂の物語です。

古代ローマを再現したセットに注目されていますが、衣装にもこだわりが感じられました。
ローマで主に着られていたのは、ウール素材の一枚布で出来た「トガ」という服です。
ローマの服装には身分標識という役割もあり、様々な形があります。
奴隷や未成年の市民はトゥニカ(当時の下着にあたるもの)のまま、成人になると白いトガを着用し、
上流階級になると、緋色の縁取りのあるトガを着用しました(映画では北村一輝さんなどが着ています)
他にも多種多様なトガが存在し、映画でもいろいろなものを見ることができました。

このトガは、長いものは着るのが大変で、着つけ係の奴隷がついてたそうです。
阿部寛さんもインタビューで「重い」とおっしゃっていました。

余談ですが、漫画原作の映画が多い中、この作品は二次元と三次元をうまく融合させた
良い映画だと思いました。(実写にしやすいというのもあると思いますが)
漫画原作物は二次元的演出を避け、非現実をいかに現実に落し込むかという傾向が多いように感じますが、
本作は漫画・アニメ的お遊びを上手く取り入れていると思いました。

忠実に再現したわけではないですが、原作の雰囲気を壊さず、かつ堅苦しいものにならない
原作への誠意が感じられる映画でした。

神戸ファッション美術館では「ドキドキ・ワクワク ファッションの玉手箱―ベスト・セレクション123―」展が開催中です。
こちらも時代と地域を超えた展示になっています。ぜひ服装のタイムトリップを楽しんで下さい。

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染色のおはなし。

昨日、プライベートで友人と京都府立植物園に行きました。

今はちょうどバラが満開でした。ここには約250種類ものバラが植えられていて平日にもかかわらず多くの人が訪れていました。

先日、降った雨の影響か、すでにかなり散っている品種もありました。

…そんなわけで、バラの根本にはたくさんの花びらが…。ほ、欲しい…。

なぜなら、私、たまに自宅で染色をします。

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ご存知の方も多いと思いますが、植物を使った染料はたくさんあります。

有名なところだと藍やベニバナ、アカネあたりでしょうか。

家庭でも簡単にできる材料としては、紅茶や玉ねぎ、ヨモギなどがあげられますね。

神戸ファッション美術館でもここ数年、夏に藍の生葉染めのワークショップを行っています。

 

…で、話を戻して。

だから植物園に行くと落ちているものがちょっと欲しくなります。(もちろん、落ちているとはいえ、もらいませんが…。)

 

植物を使った染色は、元の植物の色とはまったく異なった仕上がりになるものが多いので楽しめます。

興味のある方は、神戸ファッション美術館の3階ライブラリーに、草木染めの書籍がありますので、ぜひご覧になってみてくださいね。

 

ちなみにこの時期の植物園の目玉(?)は、ヒマラヤ原産の「メコノプシス グランディス」。青いケシの花でした。こちらブータンの国花なのだそうです。

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ブログ用パンダ福。

半世紀前の話ですが

古い話で恐縮ですが、私が初めて京都に行ったのが小学4年生、学校でのバス旅行でした。
当時は名神高速道路もなく早朝に学校を出発、ひたすら国道171号を北上し、京都の街に入って最初に目にしたのが東寺の五重の塔でした。
天を突きあげる黒い姿の五重の塔は、私に強烈な印象を残し、それ以降、何回も京都を訪れて多くの建物や仏像・景色を見てきましたが、今でも東寺に対しては特別な印象を持ち続けています。

今回、春の特別拝観に合わせて久しぶりに東寺を訪れましたが、京都駅での喧騒状態に比べると、東寺境内の静けさは別世界の感がありました。

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亀もカモも鯉もゆったりと時間が流れていました(なんで亀がこんなに多いのか不思議?)

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上の写真は、東寺の本坊玄関に掲げられていた東寺雲「八雲の紋」です。静寂の世界でありながら、躍動的なイメージが湧く不思議な空間でした。

日本一高い五重の塔、巨大な金堂・講堂、そして広い境内、全体だけを見ているとなかなか見えてこないものですが、よく見れば建物の意匠や仏像の細部にこだわりの世界があることに気付くことがあります。

今神戸ファッション美術館では、18世紀からの収蔵品の展示を行っております。
巨大な建物や国宝の仏像など鼻先で見ることができませんが、神戸ファッション美術館の衣装は身近で見ることができます。(展示品は触れませんが)。先人がこだわった細部の世界を一度見にきてください。

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TK

  • 2014/05/27 |
  • 10:00 |
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新着図書のご紹介

みなさま、こんにちはhappy01
神戸ファッション美術館3Fライブラリーより新着図書のご紹介ですbook

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<被服 手芸>
Contes de Frees intemporels  1003/CON
Draping Art and craftsmanship in Fashion Design  1003/DRA
Draping Period Costumes  1003/DRE
L’encyclopedie des travaux d’aiguilles  1003/LEN
Little Black Dress  1003/LIT
Pattern Cutting for Menswear  1003/PAT

<美容>
Hair Fashion and Fantasy  1403/HAI
Historical Wig Styling Ancient Egypt to the 1830s  1403/HIS
Historical Wig Styling Victorian to the Present  1403/HIS

本日5月26日に配架しておりますので、すぐにご覧いただけますeye

神戸ファッション美術館ライブラリー

  • 2014/05/26 |
  • 11:02 |
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