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映像作品『ウール・ロード Wool Road』

ウールの衣服展は開幕から2週間が過ぎました。
今日はガラス張りの展示コーナー内に設置された映像をご紹介します。
『ウール・ロード(Wool Road)』と題された映像は、天然繊維であるウールの歴史と製造工程がとてもよくわかります。

紀元前9000年頃に中央アジアで育てられた羊は、紀元前3000年にヨーロッパでも牧畜が行われるようになります。羊の“毛が伸びる”ことがわかると、1年に1度刈り取られ、紡ぎ、織り、布へと加工されるようになりました。

わたしたちがセーターを買う時に目にする“メリノ”という表示のルーツは、12世紀に入ってスペインメリノの品種が登場したところに始まります。あれ、表示で目にするのは、スペイン産ではなかったような……。日本でのウールの歴史は?などなど、続きは映像をご覧ください。

さて、製造工程は、日本の一大産地である尾州(岐阜県・愛知県の一部)について紹介されています。原毛から糸を作る紡績工程、糸から糸織物への工程、ニットへの編み工程、染色のこと、縫製工程まで日本の技術の結晶が各企業の協力によって紹介されています。

火に強い(燃えにくい)、発汗、防水など、時代が進むにつれてウールの特性とニーズの合った衣服が作られていきましたが、現在ではそれに加えてソフトでしなやかな製品が皆様の周りにもあるかと思います。身近な素材のウールについて、この機会に”羊なくして人類の発展はない”とも言われる約10000年もの歴史や製造工程にも触れてみてください。

あいち産業科学技術総合センター、尾張繊維技術センターより拝借いたしましたこちらの映像は、愛知県の制作、NHKプラネット中部による映像制作で、40分ほどの上映時間です。
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