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1991年 バリ島の記憶

昨晩、大阪緑橋にあるアトリエフラットというスペースで、かつてお世話になった恩師である植島啓司先生と伊藤俊治先生のお二方による対談がありました。テーマは「輪廻転生を巡って~生まれ変わるための聖なるレッスン~」。
伊藤先生には直接師事させていただいたわけではないのですが、かつて学生時代にバリ島のフィールドワークに参加した際にご一緒させていただき、その後、神戸ファッション美術館の開館準備を進めている時にも、大変お世話になりました。
伊藤先生が還暦をお迎えになったことを記念して、大阪にお招きしてのトークイベントで、両先生にゆかりのある方々がお越しになっていました。会場には、かつての学友たちも数名参加していて、久しぶりに顔を合わす人たちの間では、ちょっとした同窓会のような様相を呈していました。

私はかつて植島先生のゼミ生だった1991年12月と1992年7月に、先生のフィールドワークに同行させていただき、バリ島のトランスダンスの調査に参加させていただきました。島のちょうど真ん中あたりに位置するウブドという村の安ホテルに滞在し、昼間には他の学生たちとチームを組んで村々に聞き込み調査に入り、夜には集めた情報を持ち寄って討議し、祭りの日にはカメラやビデオを持って夜通し続くチャロナラン劇を記録しに行ったりしていました。

通常、観光客が行くようなクタやサヌール、ヌサドゥアといった場所にはほとんど足を運ぶこともなかったので、海につかったりはしませんでしたが、それでも調査の合間を見て、プールで泳いだり、テニスをしたり、大勢でワイワイと食事をしたりして、それはそれは楽しい時間を過ごしました。
昨日のイベントの冒頭に、当時の写真がスライドで映されましたが、当時の先生方も学生たちも当然のことながら若く、20年という時の流れを感じさせられました。特に、当時の植島先生が、今の自分とほぼ同じ年齢だということに気づいた時には、複雑な心境になったりもしました。

トークイベント後の乾杯のあと、会場のあちらこちらで、みなそれぞれに大いに会話に花を咲かせたのですが、そのなかで、今後いかにして恩師たちの紡いできた知を受け継ぎ、ふくらませ、伝えていくかを考えていかねばとの話題も出てきて、夜更けまで語らいは続いたのでした。

MOMO

  • 2013/07/01 |
  • 19:12 |
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