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「シルク見聞録」展の刺繡作品と刺繡体験

木々がカラフルに色づいてきました。現在開催中の特別展示「巨匠(マエストロ)フォルチュニィ 2012絹(シルク)見聞録」の展示会場でも、さまざまなシルクの質感を生かした、色鮮やかな衣装やテキスタイルをご紹介しています。

今日は特別展より、多様なシルクの質感を引き立てている装飾のひとつ、刺繍の施された作品をご紹介します。

日本の着物に見られる刺繡は、縮緬地を生かしながら友禅染をより立体的に見せたり、躍動感が感じられます。

フランスの男性衣装、アビ・ア・ラ・フランセーズ(左)とスウェーデンのイヴニング・ドレス(右)。
ジャケットのベルベット地が細やかな草花刺繍で埋め尽くされています。ボタンもベストも…そして後ろの部分にもご注目ください。
イヴニングドレスは、クレープ地のボディスの前身頃部分の下にうっすらと見えているのはクリスタル刺繡です。

キャロ姉妹店、エルザ・スキャパレリ、ピエール・バルマンなどヨーロッパのデザイナー衣装に見られる刺繡は、それぞれの時代の最新素材や技法が駆使されていることがわかります。

インドの衣装には、サテン地に多色絹糸で大変繊細な刺繍が施されています。
実物を見て頂くと、布の全体に均一な模様が施されているのでプリントに見えるかもしれませんが、すべて刺繡です。右の作品はキラキラと輝くミラーも留められています。

特別展内のごく一部の刺繍作品をご紹介しましたが、展示室には他にもさまざまな加飾の施された作品が並んでいます。
装飾技法が凝らされるのは、シルクの光沢やなめらかさ、透け感など、布を織りだすことで生まれる質感をより際立たせることにあるんだなと実感します。
ぜひ会場で、シルクのさまざまな表情をドレスやテキスタイルから、じっくりとご覧ください。

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実際に刺繡をしてみたいなぁと思われる方に、朗報です。
11月24日(土)、25日(日)、26日(月)の13時~16時京都刺繡協同組合の皆さまによる、「手ししゅう京繡(きょうぬい)体験」が、神戸ファッション美術館にて開催されます。※事前申込制です
日本の伝統的な刺繍である京繡(きょうぬい)を職人さんから習うことのできる貴重な機会です。

本日現在、各日若干名のお申し込みを受付中です。
ワークショップの詳細はこちらのブログをご覧ください。
お申し込みは、℡)075-493-4006(京都刺繡協同組合・担当:村山さま)まで、どうぞ!

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