follow me

ファッション・ビジネスの夢と現実

まだまだ昼間はまだまだ暑いですが、立秋以降、朝夕の風に涼を感じるようになってきました。

さて、今回ご紹介する本は、『オートクチュール -パリ・モードの歴史』(フランソワ=マリー・グロー著 白水社)です。
この本では、ファッション・ビジネス業界を華やかな部分と商活動(経済的な)部分の2つの面をから捉えるため、「オートクチュールの世界」に着目し、19世紀半ばから現在に至るデザイナーの歴史が紹介されています。
また、年2回行われるコレクション発表会(ショー)の開催に要する膨大な経費やプレタポルテとの競合、ファストファッションの登場などによるクチュール事業そのものの赤字を、香水やアクセサリーなどのブランド派生商品ビジネスによって補完し、収益を高めている状況などにも触れられています。

巻末付録には、「オートクチュール規約」も載録されています。
「オートクチュール規約」=サンディカ(Syndicat:パリ高級衣装店組合(ラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ / La Chambre Syndicate de la Couture Parisienne)の略称)が1911年に策定した規約。

交通機関等の情報では、先週末からお盆休みを利用して出かけていた方々も、昨日くらいから戻ってこられているようですね。
残るお休みのお伴に、ゆっくり読まれてみるのもいかがでしょうか。

神戸ファッション美術館では、『セレブの肖像 -ケヴィン・ウェステンバーグの視線』展(~10/2)を開催中です。
皆さまのお越しをお待ちしております。

kiuri

『オートクチュール -パリ・モードの歴史-』 [原題]Le haute couture
(フランソワ=マリー・グロー著/中川 髙行、柳嶋 周 訳/鈴木 桜子 監修
白水社 2012年5月24日)
[目次]
序文
序章
第一章 オートクチュールの夢と現実
Ⅰ 夢
Ⅱ 現実
第二章 名クチュリエ群像
Ⅰ オートクチュールの誕生
Ⅱ 両大戦間期
Ⅲ 一九五〇年代
Ⅳ 一九六〇年代
Ⅴ 現代
結語
付録Ⅰ オートクチュール規約
付録Ⅱ オートクチュールの組合組織
付録Ⅲ 一九四六年と二〇〇〇年のクチュール・メゾンリスト
解説──オートクチュールと日本
訳者あとがき
参考文献

  • 2012/08/16 |
  • 08:00 |
  • ファッション
  • fashionmuseum |
  • この記事のURL
  • Trackback(0)
  • Tweet!