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何事もうつり変わるもので・・・

気象庁の発表で、4/29 本州最北端の青森に桜前線が到達したとありました。
ただ、これには未だ梅は咲いておらず「桜前線が梅前線を追い抜いた」という、1953年の気象統計開始以来、はじめての出来ごとになったとのコメントも添えられていました。

“移り変わる”という意味では、ちょうど花見のころに手にとった『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』 (三浦 展 著 朝日新書2012年4月13日)は、明治期以降の消費社会を4つの段階に区分(第一の消費社会(1912~1941年)、第二の消費社会(1945~1974年)、第三の消費社会(1975~2004年)、第四の消費社会(2005~2034年))し、明治時代から消費形態について、「第二・第三の消費社会」の変遷と、「第四の消費社会」に向けての変化を通じて論じられています。

「消費の目的、あるいは生活全体の目的が、「family(家族重視)→individual(個人重視)→social(社 会重視)」と変化してきていることが実感される。
消費をすることで豊かな家族をつくろうとした時代(第二の消費社会まで)から、消費をすることで個  人生活を豊かにし、個性を発揮しようとした時代(第三の消費社会)を経て、消費をすることで他者とつ ながろう、社会に貢献しようとする時代へと変化してきたのである。」(pp163-164抜粋)

著者は、パルコ在籍時代にはマーケティング情報誌『アクロス』の編集長(1986~1990年)、その後三菱総合研究所主任研究員(1990~1999年)を経て、独立。著書に『ファスト風土化する日本』(洋泉社2004年)、『下流社会』(光文社2005年)があります。
本書は300ページを超えるボリュームですが、巻末の「消費社会160年史年表」を眺めるだけでも値打ちがあると思います。値段も新書なので千円ほどです。連休後半のお伴にいかがでしょうか。

kiuri

三浦 展 「第四の消費 つながりを生み出す社会へ」 (朝日新書2012年4月13日)
【目 次】
第1章 消費社会の四段階(第一の消費社会(1912~1941年)、第二の消費社会(1945~1974年) ほか)
第2章 第二の消費社会から第三の消費社会への変化(第二の消費社会と第三の消費社会の違い消費 の高度化、個人化 ほか)
第3章 第三の消費社会から第四の消費社会への変化(第四の消費社会と基本としてのシェア志向シェ  アというライフスタイル ほか)
第4章 消費社会のゆくえ(消費社会の変遷と世代の対応
第五の消費社会に向けての準備 ほか)
巻末特別インタビュー 「無印良事」の時代へ(辻井喬氏)(消費者の第一の解放―1960年頃 消費者の第二の解放―1970年代後半 ほか)

  • 2012/05/01 |
  • 08:00 |
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