follow me

東京・渋谷 嗅ぎたばこ入れとロココ衣装

気温のふり幅は大きいですが、陽射しのぬくもりをかんじる日々です。六甲アイランドのオオシマザクラは見ごろを迎えました。

先日、当館所蔵のロココ期の衣装、ローブ・ア・ラ・フランセーズとアビ・ア・ラ・フランセーズ、2点の作品貸出を行いました。

東京・渋谷のたばこと塩の博物館5月6日まで開催中の展覧会「嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した掌上の宝石」にて、ご覧いただけます。

たばこと塩の博物館 展覧会「嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した掌上の宝石」

たばこと塩の博物館 展覧会「嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した掌上の宝石」 (画像をクリックすると拡大表示されます)

嗅ぎたばこ?? 初めて耳にされた方もいらっしゃるかもしれません。

日本では馴染みのないものですが、その歴史は遠くコロンブス以前のアメリカにまで遡ります。16世紀後半にはヨーロッパに伝わって、その後一世を風靡しました。18世紀末にはフランスとオーストリアで売られたたばこの約8割が嗅ぎたばこでした。17世紀末には中国にも伝わり、清朝の宮廷社会において大流行しました (展覧会チラシより)。

チラシ表面の右下には、アビ・ア・ラ・フランセーズをまとった男性が、左手にスナッフボックス(嗅ぎたばこ入れ)を持って右手でつまむ仕草をしています。嗅ぎたばこは、微粉末状のたばこを鼻から吸い込んで楽しむもので、ロココ期のその所作には10以上の決まり事がありました。

時代によって変化する造形、ガラスや金細工に象嵌や彩色の施されたものなど、手のひらにのる程の小さなスナッフボックスやスナッフボトルは、細やかな美しさのつめこまれた美術工芸品です。

展覧会では、たばこと塩の博物館の約300点の嗅ぎたばこ入れとともに、ポーラ文化研究所の所蔵する、18-19世紀の嗅ぎたばこや扇などの小物を手にした女性の版画や扇などの小物が紹介されています。

たばこと塩の博物館 展覧会「嗅ぎたばこ入れ 人々を魅了した掌上の宝石」

東京にお住まいの皆さま、東京へお出かけの皆さま、渋谷へお越しの際はぜひお立ち寄りくださいませ。

詳しくは、たばこと塩の博物館 HPをご覧ください。