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気になる肖像

処女王エリザベス1世(1533-1603)

といえばひらひら襟のハデなドレスで、眉がうすくてのっぺりしたお顔の肖像画が思い浮かびます。昔世界史の教科書で見た、あれです。

高校生の私はこの図版を見て、「強そう…というか怖そうな女だな」と思ったものです。唇をキュッと結んでこちらを見る表情はどことなく堅いし、着ているドレスの形のせいか、なんかイカツイし。綺麗とか優雅というタイプの貴族女性とは、ちがいますよね……失礼いたしました。

『美女たちの西洋美術史 肖像画は語る』(木村泰司著)という本で、彼女の13歳頃の姿を描いた肖像を初めて見たのですが、しかしこちらは全く違う印象で驚きました。知的な雰囲気の顔立ちにはなんとなく面影がありますが、装いはというと随分控えめで、スラっとしたシルエットです。同書によると、華美な服装を好むようになったのは、王位についた頃からだそうです。

派手なファッションは、女王の威厳を示すための戦略でもあったのですね。

  

horse  dashdash

神戸ファッション美術館のベーシック展示には、ダヴィッドの絵に描かれたナポレオンの衣装(復元品)が展示されていますが、こちらにも皇帝のパワーを表すシンボルが盛りこまれています。

初めて来館される方はもちろん、何度もご覧になっているという方も、もう一度じっくり眺めてみてはいかがでしょうか・・・

ナポレオンの衣装 

またのお越しを楽しみにお待ちしておりますの図

(展示室出口でナポレオンがみなさまをお見送りしてくれます)

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  • 2012/02/23 |
  • 11:24 |
  • ファッション
  • fashionmuseum |
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