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2月の色

暦の上では春を迎えたものの、まだまだ寒い日々が続きます。

皆さま如何お過ごしでしょうか。

ファッションの世界ではセールも落ち着き、春の服が並び始めて。

今年も柔らかなパステルカラーはじめ、色とりどりの洋服が出てきそうな予感です。

春になると新しいかたちの服だけでなく、綺麗な色の服を着てみたくなるもの。

けれども、外国人のようにどのような色でも着こなせるひとはわずか。

日本人にはやはり日本の色が馴染むのではないか、と思い立ち、日本の色について少し調べてみました。

日本における色彩文化の歴史は他の地域と同じように遅く、7~8世紀頃から始まりますが、この時代の色を表す言語は白、黒、赤、青の4つだけで、これらが日本の一番古い基本色彩用語だったそうです。

しかしながらこの時代に成立した「万葉集」には多彩な染織材料名が記されるなど多彩な色彩が用いられていたことがうかがわれ、位色の色に基づいた衣服令もありました。

この後、平安時代に日本の色彩は大きく発展することとなります。

本日は日本の最古の配色便覧とも言える、平安時代の女官の十二単の「襲(かさね)の色目」のなかから2月にふさわしいものを一部紹介いたします。

*梅(うめ)    表:しろ 裏:蘇芳(すおう)

*紅梅匂(こうばいのにおい) 表:紅梅(こうばい) 裏:淡紅梅(うすこうばい)

*柳(やなぎ)      表:しろ 裏:淡青(うすあお)

*壺菫(つぼすみれ)    表:紫  裏:淡青(うすあお)

 

いかがでしょうか。

日本人の感性の豊かさ、繊細さには日々驚かされます。

奇抜ではないけれども何かが少し違う、かつしっくりと身に馴染む。

全身で取り入れなくともアクセサリーや靴をあわせてみたり。

そのような季節のよそおいのお手伝いができれば幸いです。

mi Saco

  • 2012/02/05 |
  • 15:30 |
  • ファッション
  • fashionmuseum |
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