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「観察」と「見る」ことの違いについて

ルミナリエも終わるころから、グンと寒さが深まって、今週などはまさに忘年会シーズンまっただ中という方も多いのでしょうね。
そんな折りの待ち合わせの合間に手にした一冊、『ビジネスマンのための「行動観察」入門』をご紹介したいと思います。

この本を読んで、見えてきたことは、「観察」と「見る」ことの違いについてです。

本書第1章の終りにも引用されている箇所がありましたが、探偵シャーロック・ホームズは優れた観察眼をもっていて、一目みただけで色々な情報をその人物から得ることができる。
そんな彼の口を通じてコナン・ドイルが表現しているものに、“君は観察(observe)していない。ただ見ている(see)だけだ。私が言いたいのは、観察するのと見るのとは全然違う、ということだ”という一節があります。

私のように平々凡々と暮らす者にでも、ナルホドと思わせるこの一言。モノを創り出す方々にとってはもっと大事なポイントなのではないでしょうか。
一年を通じても夜が長い時節です。ほろ酔い加減なときにでも、気軽にご欄になってはいかがでしょうか。(第3章だけ読んでもヒントは多いと思いますよ)

さて、現在開催中の『美女たちのよそおい―ロココからアール・デコのメークアップ&ヘアモード―』展(~12月25日まで)の会期も残すところ10日を切りました。
また、明日17日(土)には2011年秋冬パリコレクションの発表まで「ISSEY MIYAKE」のクリエイティブディレクターを務めた藤原大さんによる講演会「可変速化するモノ作り」も開催されます。

皆さまのご来館をお待ちしております。

kiuri

『ビジネスマンのための「行動観察」入門』(松波晴人 著 講談社2011年10月20日)
目 次
第1章 行動観察とは何か?
第2章 これが行動観察だ
1 ワーキングマザーの隠れた欲望
2 人でにぎわう場の作り方
3 銭湯をもっと気持ちのいい空間に
4 優秀な営業マンはここが違う
5 オフィスの残業を減らせ
6 飲食業を観察する
7 達人の驚異の記憶術に学ぶ
8 工場における生産性向上と品質向上という古くて新しいアプローチ
9 元気の出る書店を作ろう
第3章 行動観察とは科学である