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スロー・ファッションについて考える

今週土曜日の10月15日に、秋期服飾文化セミナーで京都造形芸術大学の成実弘至先生にご講演いただきます。タイトルは、『スロー・ファッションの挑戦』です。

秋の服飾文化セミナーは、月1回の3か月シリーズで、毎年ひとつテーマを決めて外部から3名の講師をお招きしてお話していただいてます。テーマとしまして、2007年度が『ファッション研究の可能性』、2008年度が『日本とJAPANの間』、2009年度は『衣服の余生』、2010年度は『美しき身体』でした。そして、今年度は『これから衣服にできること ―21世紀ファッションの可能性』をテーマにしました。

秋の服飾文化セミナーのテーマを決める時には、当たり前のものとして日ごろ見過ごされがちなファッションに、どのような角度から別の光を当ててみるかということを考えるようにしています。

たとえば『これから衣服にできること』の場合は、既に私たちの日常の中で、衣服の役割やその入手方法、作り方や着方、宣伝と流通など、非常に綿密にファッションというシステムが確立されています。そのシステムの中で捉えられている衣服の在り方というのは、あくまでその単一のシステムの中での在り方に過ぎないので、視点を変えて試みていけば衣服にはまだまだ様々な在り方の可能性が秘められていると、私は考えています。

今回は、そのようなテーマに沿って、成実先生に口火を切っていただいて、11月にはファッション・デザイナーでエコロジーの視点から服づくりを続けている岡正子さん、そして12月には先ごろまでイッセイミヤケのクリエイティブ・ディレクターを務めパリコレで活躍していた藤原大さんに、それぞれの観点からの「21世紀ファッションの可能性」についてお話していただく予定です。

三者三様の切り口から、いまだ衣服がしてこなかったこと、そしてこれから衣服にこそ出来得ることについて、ご教示いただけると思います。

ファッションを学ぶ学生さんを始め、たくさんの方々にぜひお話を聴きに来ていただき、21世紀の衣服について考えていただくきっかけとなればと心から願っています。

MOMO