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オルビスホール◎

UFOをイメージさせる円形ホール(愛称・オルビスホール)は、神戸ファッション美術館の5階にある、さまざまな催しに対応できるイベント空間です。このホールは利用目的に応じて、機械操作によりステージと客席の構成を変えることが可能なのです。

みなさんがご覧になっているこのwebページの、左端にある写真にその外観が写っていますね。
内観は右の写真です。個性的で特徴的でしょう?

外観から受けるイメージそのままの、内部は真円の平面形。この音響上の不利を克服するため、ユニークな音響設計がなされているのです。

少し専門的になりますが、
▽天井の反射板と拡散板で、音を拡散
▽床(客席)下部の有孔化と、床下に5ヶ所重低音スピーカーを設置
▽開閉式・回転式・可変角式反射板により、客席への有効な反射音の確保
△建築音響と電気音響を融合させたシステムによる残響付加
△母子室・映写室をホール中央部へ向けて突出させた

以上の対処により、電気音響からアコースティックな音のイベントまで、各ホールパターンに対応する音場を得られるよう配慮されています。

オルビスホールはファッションショーをはじめ、音楽・ダンス・ヘアメイクなどのショーやワークショップ、また展示会やフォーラムなど、多目的なイベント空間としてその機能を果たしています。「現存世界最古」といわれる日本独自の舞台芸術 能 も、毎年ここで公演されているんですよ。

この建築は、開館当時、雑誌「新建築」1997年7月号に取り上げられました。上記の音響設計のほか、詳しい記載がご覧いただけます。ほかにも、雑誌「商店建築」1997年6月号にも取り上げられています。これらの雑誌は、3Fライブラリーでご覧いただけます。書庫に閉架資料として所蔵していますので、ご興味のある方はライブラリーカードもしくは身分証をお持ちの上、カウンターでお申し込み下さいね。

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