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ガゼット・デュ・ボントンの画像をご堪能ください。

ただいま開催されております、大阪樟蔭女子大学学館協働事業展では、1912年創刊されたフランスのファッション雑誌ガゼット・デュ・ボントン」のファッションプレートの複製画をご覧になることができます。

ガゼット・デュ・ボントン「Gazette du Bon Ton) とは、「上品で美しい雑誌」の意。副題には「art,modes et frivolites」(芸術・ファッションと婦人装身具)とあり、詩や評論、演劇、旅行などの話題を盛り込んだ総合的芸術雑誌として毎号10枚前後のファッション・プレートが挿入されて刊行されました。リュシアン・ヴォージェルによって編集されたこの雑誌は、1912年創刊以来、第一次世界大戦をはさんで1925年にヴォーグ(Vogue)に合併されるまで計70冊、721枚のファッションプレートが発行されました。神戸ファッション美術館には、この素晴らしい冊子が全号収蔵されていますが、今までは展示のテーマに合わせて何枚かずつをケースや額に入れて展示する以外、閲覧することはできませんでした。今回大阪樟蔭女子大学との協働によりデータ化され、色調等、現物に近い状態で複製され披露されています。

 手漉きの紙にポショワール(ステンシルの一種)と呼ばれる手彩色版画によって印刷された現物を見たときは、あまりのきれいさに感動しました。複製といえども印象はなんの遜色もないように感じます。

ウォルト、ドゥイエ、ポール・ポワレ、ジャンヌ・ランバン、マドレーヌ・ヴィオネなど、まさに当時の一流のデザイナーのデザインした衣装を、アンドレ・マルティ、ジョルジュ・ルパープ、ピエール・ブリソー、タヤ―トなど、これまた一流のイラストレーターたちがドラマティックに描きだしています。場面や情景の設定に凝りながらも、衣装の美しさを第一に感じとれる、極上のファッションイラストレーションの数々に魅了されます。

  

子供や動物とのコラボレーションも楽しい ブリソーの描いたランバン(左)とドゥイエ(右)のドレス

  

表情が素敵な マルティの描く ポール・ポワレの衣装

そのほか、多くのデザイナーとイラストレーターの共演作品が、数百枚!
机の上にイラストレーター別のファイルになって並べられています。
ぜひこの機会に、ゆっくりと時間をかけて御鑑賞いただきたいと思います。

                                                                                                                     fuji H.O