follow me

グリム童話の世界

本日7月2日(土)より7月31日(日)まで、神戸ファッション美術館エントランスギャラリーにて、「一枚絵」によるグリム童話の世界―19世紀ヨーロッパの手彩色版画展―が開催されています。

 

詳しくはコチラ→ 神戸東灘文化協会 http://www.khnbk.jp/gyouji/index.htm

「一枚絵」とは、14~15世紀ごろからヨーロッパ中に広まっていた庶民のための絵入り新聞の様なものです。

内容は、キリスト教の教え、歴史的な出来事、外国の風景、庶民の暮らし、世界の人々の衣装、昔話や物語、寓話、伝説などです。

19世紀半ばに、ドイツ・ミュンヘンで作られた木版画の「ミュンヘン一枚絵」は、芸術的にも評価が高く、一枚絵の全盛期を築きました。著名な作家、ブッシュやメッゲンドルファーなどによる一枚絵は、後に漫画や絵本の原型になったとも言われています。

今回は、グリム童話の世界を描いたものを中心に、50点の作品を展示します。

この展覧会は、個人と個人の出会いが、地域と地域のつながりに発展したものです。

蒐集、所蔵をされている安田幸子氏のご協力により、現在国内で原画を見ることは極めて珍しい、「一枚絵」の展覧会が神戸において実現することになりました。

グリムの物語を、一枚の絵の中に描きこんだ版画の美しさを、こどもから大人まで、幅広い年代の方々に見ていただきたいと思います。(チラシ紹介文より)

 

エントランスの壁にずらりと並んだ作品は、どれも緻密に描き込まれ、色彩やレタリングも美しく、一枚一枚、とても見ごたえがあります。ヘンゼルとグレーテル、白雪姫、赤ずきんちゃん・・・などといったおなじみのもの以外にも、様々な物語があって楽しめます。

また、エントランス左手に展示されている一枚絵の中には、漫画のようなユーモアにあふれた表現の一枚絵や、植物や昆虫をリアルに描いたものの他に、「日本の衣装」、「16世紀のフランスの衣装」、「17世紀の衣装」などもあります。一枚絵の技法ならではの細かさで、柄や襞などが表現されています。ファッション美術館にお越しの際にはぜひ、こちらも合わせてご覧いただければ、と思います。

次の企画展、「インディゴ物語 藍が奏でる青い世界」は7月14日スタートです。どうぞお楽しみに!

こめこ