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2011春期服飾文化セミナー

2011年度 春期服飾文化セミナーのお知らせです。
ファッションの変遷史 -その黎明から拡大まで-

目まぐるしく移り変わるファッション。季節の移りかわりとともに次々と提案される新しい流行は、まだ着られる服をタンスの奥へと押しやってしまい、結果として大量の衣料廃棄物を生み出す一因ともなっています。このようなファッションというシステムは、いつごろどのように発生し、現在のように拡大してきたのでしょう。また、拡大したファッションというシステムは、衣服だけでなく、私たちの身体にも流行を生み出しました。現代に生きる私たちは、自らの身体を流行に合わせるために、ダイエットをしたりフィットネスに励んだりしています。私たちにとって、とても身近なファッションについて、その来し方を知ることで、拡大するシステムの光と影について探っていきます。

第1回 5月14日(土)
18世紀 - ファッションの黎明
ヨーロッパ各地で王侯貴族の宮廷文化が華やかなりし頃、この上なくきらびやかな衣装が紳士淑女たちを飾りました。彼らの衣装は贅をきわめ、莫大な費用がその消費が促進する一方で、より多くの布の生産を可能にするための新たな動力機構が試行され、やがて産業革命が幕を開けます。ファッション・システムが芽吹いた時期の、衣装と身体、そしてその社会背景について、いろいろな事例を紹介しながら、振り返っていきます。

第2回 6月11日(土)
19世紀 - ファッションの確立
19世紀にはいり、ヨーロッパの社会の在り方は大きく変わりました。社会の様々なところで、貴族ではなく市民が重要な役割を果たすようになりました。このころ、ファッションを取り巻く状況も大きく変わりました。都市の近代化、群衆の発生、衣服の生産・流通・販売システムの形成、大衆メディアの登場など、現代へとつながる多くの事象を紹介しながら、ファッションというシステムが確立されていった過程について見ていきます。

第3回 7月9日(土)
20世紀 - ファッションの拡大
20世紀になると、ファッションというシステムに参加する人々の数は急激に増加しました。矢継ぎ早に生み出される流行と大量に市場に送り込まれる商品群は、より多くの消費者を魅了しながら、拡大の一途をたどりました。またコルセットから解放された女性の身体は、目まぐるしい流行の変化に応じるように、その理想のイメージを変えてきました。ファッションのグローバル化が進み一層拡大するなか、その光と影について、激動の世紀を振り返りながら考えていきます。

 

講 師 百々 徹(神戸ファッション美術館 学芸員)
時 間 各回とも 開場-13:30  開演-14:00 (約90分)
場 所 神戸ファッション美術館 4階 セミナー室
料 金 一般-1回500円(3回通し券1,000円)
        高校生、65歳以上-1回300円(3回通し券600円)
※事前申し込み不要

 

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