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貴重書庫からの一冊

ライブラリーの奥の奥にある『貴重書庫』の棚から雑誌をひとつご紹介致します。

タイトル: FEMINA

日本語読み: フェミナ

出版年: 1901年~

出版国: フランス

出版社: Publication:bi-mensuelle illustree

カテゴリー: 婦人雑誌

 

神戸ファッション美術館ライブラリーでは、1901年2月1日付 No.1 から 1905年12月15日付 No.118(月2回発行)までのFEMINAを製本の形で全ナンバー所蔵、またその後月刊誌となってからは1919年~1938年のものを49冊、1945年~1950年に出版された別冊季刊号を5冊所蔵しています。

年代が下るにつれ、内容は他の婦人雑誌とあまり変わらなくなり(広告のページ数も増え)独自性に欠けるように思われるのですが、しかしBUTのHOWEVER.

1901年から1905年のものの内容たるや、写真も豊富で、当時の、特に女性の社会的状況を知るうえでの大変貴重な第一級の資料であることは間違いないと思います。

全号に目を通して改めて思うのは、今も昔も女性の関心事に大差は無いという事です。

ファッションはもちろん、美容、インテリア、子供、自身のキャリア、そしてセレブの生活をのぞき見る事、料理、連載小説 ETC。一見、先月発行の某社の某誌の目次のようですが、それらの全てが1901年発行のFEMINAには掲載されているのです。

 美容に関しては、なにやらシークレットな手わざが紹介されていますし、指先のお手入れも欠かせなかったようです。

 

子供の躾や行儀作法、正しい姿勢等といったことも毎号のように掲載されています。レディは一日にして成らず。

そして、自分より少し上層の(でも実際はかなり上の)セレブの生活を垣間見ることはいつの世も女性の永遠の関心事ではないでしょうか。

お城の中で行われていた人間カードゲームを再現した様子のレポート。 Harry Potter のようなAlice in Wonder land のような世界です。

 

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そんな中でも個人的に一番目を引いたのは、女性の社会進出に関連する記事が多数紹介されていることでした。

女子美術学校の様子やアメリカの薬科コースで学ぶ女性たちの写真、また電話交換台で働く女性たちの様子も紹介されていて、フランス女性の自立心が熱く伝わってきます。

さらにフランス女性の社会における女性の立ちイチに関する興味は自国にとどまらず、他国の人々がどのような暮らしをしているかという点にも向けられていたようで、日本舞踊を舞う日本女性や織物の仕事に従事するアルジェの女性の写真なども掲載されています。

フランス女性は100年先行していたとみるべきでしょうか。

それとも女性の関心事は100年経っても変わらないとみるのが正しいのでしょうか。

 

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来月中旬以降には今回紹介しました雑誌FEMINAを閲覧していただけると思います。

3階ライブラリーカウンターにて、閉架資料としてブルーの用紙でお申し込みください。

(お申し込みには図書カードが必要です。図書カード作成には名前と住所、生年月日が記載された身分証明書をお持ちください。)

 

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今後もブログにて、順次「貴重書庫からの一冊」をご報告させていただきます。

See you next time !  from TEPPICI

  • 2010/08/20 |
  • 13:53 |
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