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春の兆し...ウメの花

この間、我が家の庭(猫の額)をふと見ると、小さな梅の木ですが花が満開状態で思わず「春がそこまで来ているのか」とつぶやいてしまいました。(チョッ と気づくの遅いですか)

“ウメ”は別名に「春告草(ハルツゲグサ)」というのがあり、まさに春の兆しを感じさせるものがあります。春の象徴する花としては“サクラ”があり、花 見といえばサクラということになっていますが、これは江戸時代以降のことで、奈良時代以前に花といえば“ウメ”を指すことが多かったようで平安時代の中期 からサクラにその地位が奪われていったようです。
ちなみに、「小倉百人一首」にある、
紀貫之の「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」の“花”はウメを指し、
小野小町の「花の色は 移りりにけりな いたづらに 我が身世にふる ながめせし間に」の“花”はサクラを指しているそうです。なかなか興味深いです ね。

今、神戸ファッション美術館では、特別展示「モスリンと毛斯綸-変貌する 渡来布の物語-」を開催しており、メソポタミアに起源を持つ薄地の木綿布である「モスリン」、江戸末期にヨーロッパより輸入 され大正から昭和初期に着物などに使われた毛織物である「毛斯綸(もすりん)」という、同じ名前を持つ2つの異なった織物のそれぞれの魅力を紹介していま すが、花がデザインされた毛斯綸の着物も展示しています。

まだまだ寒い日があるようですが、神戸ファッション美術館に足を運んでいただき、着物にデザインされた花を観賞されて、ゆったりとした時間を過ごされて はいかがでしょうか。
心よりお待ちしています。
JIM