follow me

こころをこめてお正月

早いもので、もう年の瀬。
神戸ファッション美術館も今年最後の開館日となりました。
明日12/29(火)~1/3(日)まで休館させていただきます。

今年もいろいろな方に愛して頂きありがとうございました。
来年もどうぞよろしくお願いいたします。

今年最後のブログはファッション美術館ライブラリーの資料のなかから日本的&お正月にちなんだ資料をご紹介します。

別冊太陽  半紙で折る 折型歳時記

折形デザイン研究所/小澤 實(編・著)  平凡社(出版)

こちらの本は『折形』という贈り物や飾り物を紙で包む時の折り方をもとに四季折々の品を半紙で包む方法が紹介されています。
清らかな半紙で包まれた季節の品は贈る人も頂く人も幸せにしてくれそうです。

本書の中で  “気持ちよく折り美しく仕上げるためのルール”  として

◎ 折る前:身の回りをきれいにし、こころを落ち着けましょう。
◎ 折る時:雑念を払い手元に精神を集中して折り上げましょう。
◎ 差し上げるとき:折形は贈る相手あってものも。こころを込めて贈りましょう。

と記されています。
少し大げさでスピリチュアルな感じがしますが、形式的な“贈る”が多くなっているなか、「物を贈る」=「気持ちを伝える」なのだという基本に思い当たります。
12ヶ月の季節の品を包む『折形』が紹介された歳時記。四季折々の品をこころを込めて包めば、”移りゆく季節の中での人との出会いを喜び貴ぶ心”を上手に表現してくれそうです。
ちなみに1月の項は『箸を包む』です。
清らかに包まれたお箸で新年の食事を頂くと心清らかに新しい年を始められそうですね。

請求番号:2604/HAN/7  資料ID:5510571472  ロケーション:閲覧室

ぽち袋

高岡 一弥/弓岡 勝美(著)
ピエ・ブックス

お年玉に欠かせないぽち袋。
小さな面積に趣向を凝らしたデザインがぎっしり。本書は弓岡勝美さんがコレクションする近代~現代にかけての手刷りの木版画のぽち袋が紹介されています。
小さな面積ながら、あっとおどろくような趣向を凝らしたものや繊細なデザインなど、小さく手の込んだものを愛でてきた日本人の意匠満載です。モチーフも浮世絵風のものからアールデコ、大正ロマンなどの時代を反映したものや、京都の木版画は華やかな色合いのものが多く、東京の方では色を抑える傾向、など地域性も出ており、見るほどに興味深い一冊です。

請求番号:3612/POC  資料ID:5500384841  ロケーション:閲覧室

どちらの本からも、ものを包む事で“こころ”を伝えてきた「技」が伺えます。
ECOが求められる現在、省けるところは省く必要がありますが、それでも包むことが必要なとき、惰性ではなくしっかり心を込めて包みたいですね。
日本の伝統文化に触れることの多い年末年始、いろんな“つつむ”に出逢えそうです。意味を考えながら、気持ちを受け取り、贈れるといいですね。

お正月に着物を着てみよう!!とういう方へ↓↓

きものまるわかりBOOK~準備、手入れとしまい方、TPOまで
泉二弘明(監修) 淡交社 
請求番号:0905/KIM 資料ID:5500391130 ロケーション:閲覧室

銀座もとじの男のきもの
泉二弘明(監修)世界文化社 
請求番号:0905/GIN 資料ID:5500391102 ロケーション:閲覧室

男・女とも着付け方が写真とともに解説されており、初心者でも着られそう!
着る前の準備や、着た後のお手入れ方法、たたみ方まで載っています。
少し早起きして、美しい着物に包まれてみましょう。

美しいあわせ方はこちら↓↓

別冊太陽 昔きもののレッスン十二か月
弓岡勝美(監修) 平凡社

華やかに季節を演出するアンティーク着物の知識や様々なシーンに合った着物や帯のあわせ方が提案されています。ぜひご参考になさって下さい。

請求番号:0905/MUK 資料ID:5510571507 ロケーション:閲覧室

それでは来年も皆様にとってより良いお年でありますように。
そして皆様の笑顔にたくさん出会えますように。
良いお年をお迎え下さい。

kaz

  • 2009/12/28 |
  • 10:00 |
  • ライブラリー
  • admin |
  • この記事のURL
  • Trackback(0)
  • Tweet!