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museum in museum より

ショップでタオルが売れてます。

セメントプロデュースデザインのハンドタオルは、それぞれの柄が地球の環境問題を示唆していて、例えばウサギ柄。

耳が森林です。で、ひとりだけ耳が、木が、折れています。そのためお目目がシロクロ、いえシロアカしています。

穏やかで美しい海のウエーブが空き缶ひとつで乱され、白熊のタオルでは氷山の上で白熊さんが焦っています。

動物たちは、緑を守ることがすなわち地球を人類を守るのだと言う事を教えてくれています。

素材のこだわりは、タオルの名産地今治で作り上げられたジャガード織のコットン100。手触りがふっくらやさしいのも特徴です。

この世から無くなりつつあるものが、いかに多いかということに唖然とする毎日ですが、ところでこの「ハンドタオル」っていつから「ハンカチーフ」に代わっ て女の子の必需品になったのでしょう。
むかし、ハンカチ・鼻紙検査っていうのを朝礼でやっていた記憶がありますが、今の中学生に聞いてみますと、検査は相変わらずあるけれど(一人のティッシュ を検査のたびに使いまわすことも相変わらずあるけれど)主役はハンカチではなくハンドタオルだそうです。ハンカチは「朝の電車のオッサン」のイメージだそ うです。(あくまで彼女の個人的意見です。私個人としてはハンカチを選びます。手ぬぐいで手作りするのもいい感じです。)
それと中高生の必需品として、もうひとつ「首かけタオルハーフサイズ」があります。
あれも、いつからなんでしょう。部活帰りの中高生から始まった首かけタオル。
本気で汗を拭くのは別物で、こちらのタオルはあくまで「見せ」であり、首にかけることを前提としているので、最初っからかけやすい縦半分サイズになってい ます。試しに手を拭いてみたら拭きにくい事この上無しです。手がはみ出る感じです。

中高生がハンドタオルを持つ事も、縦半分の拭けないタオルの出現も、まさしく日本の土着的文化の産物です。今注目のヤンキー文化論にも乗せていけそうな、 知らんプリの出来ない文化だと思います。
オシャレなのか、かっこいいのか、よくは分らないけれど、亜流とされるものの中にもどうしようもない日本らしさが潜んでいて、時代が移っても形を変えて受 け継がれていく「ヤンキーな文化。」 その一つに縦半分タオルは数えられるべきものだと私は思います。

ヤンキー文化論では、ヤンキーの「美意識の独自性」と共に、ヤンキーの「集団性」と「地元へのこだわり」が論じられています。 竹の子族、Jリーグサポー ター、だんじり祭りの若い衆。全て皆、姿を変えた『ヤンキー的なもの』なのだろうと言う事です。
竹の子族は全国から集まってはいましたが、出発点は原宿文化・竹下通りを表現する事であり、まさに「集団性」と「地元」の体現化でした。Jリーグのサポー ターも、「集団」と「地元」の結晶であり、絶えることの無いだんじり祭りの若い力も『ヤンキー的なもの』そのものという論にとても納得してしまいます。
(ちなみにJR住吉駅中心に登場する御神輿の曳き手、毎年イケメン揃いと評判です。)
さらに『ヤンキー的なもの』の特徴として活動・集合が「基本、外」であるという指摘がありました。日本の若者論として先行した「オタク」の対極にある「ヤ ンキー」な人々はそういえば「基本、外」ですね。夜だろうと、コンビニ前だろうと、彼らは外に居るし外に向かっています。「ヤンキー」的外思考が明日の日 本を活性化するのだという言葉に共感です。

ということで、ハンドタオル、売れてます。

次にご紹介したいのは、ボーンチャイナのオブジェです。オブジェというと、逆に用途を規制してしまいますが、もちろん実用品にもなります。

インセンスホルダーとして楽しんでもらっても、とおっしゃるのは製作者の岸田さん。
建築家として数多くの住宅等を設計されていますが、その内部をプレゼンテーションするにあたりインテリアオブジェクトを自らデザインされる事があるそう で、今回はその中の一部をミュージアムショップの商品としてラインナップさせて頂いております。
インセンス(お香)もいいでしょうが、キャビアを盛ってローゼンタールのお皿なんかの上に乗せてみてもいい感じではないでしょうか。 イクラより、ここは キャビア。ということで。

この優しい曲線を見ていて、私は喜多俊之氏デザインの有名なウインクチェアとその子分?であるキックというサイドテーブルを思い出しました。いい感じの曲 線はやはり心地のいいものです。デザインには自身が投影されるといいますが、喜多氏ご自身の体にももちろん直線や角がありません。(大変失礼しました。) 氏の心の中も優しい曲線なのです。

岸田さんにはお会いしたがありませんので外観までは分りませんが、少なくとも心の中は曲線の方だと想像します。

ミュージアムショップは進化しています。ご来店をココロよりお待ちしております。

ちなみに以前、紹介させて頂いた Hiromi Kimさんのお箸、こちらも大変好評です。
彼女の12年カレンダーは、明日から出かけるオーストラリアに彼の地の友人へのお土産として持参するつもりでおります。                  SABU