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スカート男 Ⅲ

90年代の初頭に、私は学生でした。宗教人類学のゼミに所属していた私は、師事していた教授のフィールドワークのグループに同行して、2回ほどバリ島に行 きました。
バリ島では、宗教儀礼に関するフィールドワークをしていました。

村の人々に聞き込みをしたり、お祭りに参加したりするためにお寺を訪ねるのですが、その際にはズボンではなく、バティックのサルーン(サロン)を巻きつけ ます。
一口にサルーンを巻くと言っても、その巻き方にはいろいろあります。長方形の布を腰から下に巻きつける。なんてことのない四角い布ですが、単にシンプルに 巻きつけるだけでなく、ちょっと折り返しをつけてドレープをつくったり、変則的に結び目をつけたりすることによって、いろんな表情をつけることが工夫でき たりするので、嬉々として実験してました。

これは!と思う巻き方を考えついた時は、早速試しにその巻き方で、滞在していたモンキーフォレストのストリートを歩いてみます。すると、すっかり顔見知り になったワヤンやマデ(バリではワヤンやマデやニョマンという名前が圧倒的に多い)から、「バグース!(かっこいい)」と声をかけられ、「俺にだけこっそ りその巻き方を教えてくれ」と頼まれたりすることもありました。

そうしているうちに、暑い熱帯気候にはサルーンが心地いいと肌身にわかってきて、お祭りのない時もサルーンで過ごしたりしていました。

あれからかなりの時間が流れてしまいましたが、この夏は久々にサルーンで過ごしてみようかと、スカート男は思ったりしています。

ところで、あの時のバティックのサルーンは、どこにしまったっけ?

MOMO

  • 2009/07/11 |
  • 11:26 |
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