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マダム・グレの世界展

今年も、大規模なルーブル美術館展が東京で、そして関西で同時に二つの会場で開催されます。昨年から今年にかけて日本だけでなく世界中で沢山のピカソ展 が開かれました。近年ヨーロッパの絵画は日本にいても主要な作品を見ることができます。一方でファッションはどうでしょうか?そううまくはいかないようで す、例えば、昨年春から神戸ファッション美術館からスタートした「ポワレとフォルチュニィ展」を例にとっても、ポワレの大規模な展覧会は、1985年のパ リのガリエラ服飾美術館、2007年のメトロポリタン美術館の展覧会しか知りません。フォルチュニィに至っては1985年の東京のスパイラルで奇跡的な展 覧会が開催されただけかも知れません。世界に冠たる最重要なデザイナーでも世界のどこかで二十年に一度開催すればいい方みたいですよ。
当館で今年の4月16日から開催予定の特別展示「マダム・グレの世界展 究極のエレガンス」で特集するグレ(1903-93年)

は、20世紀 最高の女性デザイナーの一人(男性を含めても最高ですが)で、大規模な展覧会は1994年のメトロポリタン美術館と2008年のファッション工科大学博物 館(ニューヨーク)で開催されました。満を持していよいよ日本でも伝説のデザイナー(?)グレの凄さ、美しさを堪能していただく機会を得ました。幼いころ より彫刻家を目指した彼女が創り出したギリシャ彫刻のようなドレープを湛えるプリーツ・ドレスの比類なきフォルム。サン・クチュール(布地を生かした仕立 てなしに近い服)の魅力を十分に楽しんでください。

本展は、1999年にランバンの貴重なオートクチュール・トワル100点と多くのパターンを寄贈いただいた元阪急百貨店ファッションディレクターの大菅 てる子氏より、2009年にファッション界の宝と言っても良いマダム・グレのパターンと膨大な資料を寄贈いただく幸運を得、その記念として開催されます。 1980年代からグレのオートクチュール、デラックス・プレタを権利を有していた八木通商と阪急阪神百貨店の協力も頂くことができました。
「華麗 大正浪漫」も3月4日が、いよいよ全面的な展示替えで、後半戦に突入します。
東京の庭園美術館の「ポワレとフォルチュニィ」も一部展示替えが行われました。どちらも是非もう一度足を運んでください。
(BX-16S)

  • 2009/03/03 |
  • 19:57 |
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