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『チャイナ×チャイナ×チャイナ』 関連書籍のご案内

特別展示『チャイナ×チャイナ×チャイナ』関連書籍のご案内です。

神戸ファッション美術館ライブラリーでは、特別展にあわせて関連資料のコーナーを設けています。

                

 
『チャイナドレスをまとう女性たち―旗袍にみる中国の近・現代』
謝 黎(著)  青弓社
―中国の伝統服でありエキゾチックな服とみなされているチャイナドレス=旗袍は、中国の近代化の過程でどのように受容され、女性たちを彩ってきたのか。多様な史料からその歴史を追って、中国の女性たちの心性を照射する。

『中国シンボル・イメージ図典』
王 敏 (編集, 原著), 梅本 重一 (編集)   東京堂出版
中国で使われているシンボル・イメージの意味や歴史を解説した一冊。

『Dress In Detail From Around The World』
rosemary crill(著)Jennifer Wearden(著)Verity Wilson(著)    Victoria & Albert Museum
民族服のディテールを150枚のカラー写真で紹介しています。

『Splendid Slippers』
Beverley Jackson(著)   Ten Speed
纏足の歴史を紹介した本。

『中国のかわいいデザインたち』
かたやまむつみ(著)    ピエ・ブックス
中国のかわいいおもちゃや雑貨、日用品などを紹介します。

『中国装飾紋様』
朱仰慈(著) 上 海**出版社
中国の陶器、装飾品、建築、テキスタイルなどにみられる装飾紋様を紹介しています。

『Chinese Patterns』
Pepon van Roojen(著)出版社: Pepin
 

なかでも『チャイナ×チャイナ×チャイナ』でコレクションを展示させて頂いている 謝黎(シャレイ)氏 著の 『チャイナドレスをまとう女性たち―旗袍にみる中国の近・現代』では、チャイナドレス変遷の歴史的背景が詳しく記されていています。

また、『中国シンボル・イメージ図典』王 敏 (編集, 原著),
では中国のパターンや装飾にみられる図像の意味が解説されています。・・・例えば、日本人にはあまり好まれない蝙蝠(コウモリ)ですが、「蝠」と「福」が同音であることから中国では幸福のシンボルとされている、などいろいろなシンボルの歴史がわかります。
気になるシンボルやイメージを見つけたら、意味や由縁を調べてみてはいかがでしょうか?

神戸ファッション美術館にお越しの際は、ぜひぜひ、ライブラリーにもお立ち寄り下さい。

kaz

  • 2008/07/18 |
  • 17:18 |
  • ライブラリー
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崑劇 太白酔写

 ようやく「チャイナ×チャイナ×チャイナ展 チャイナドレスの変遷史」が始まりました。

北京オリンピックの開催の年に、チャイナドレスの全貌を明らかにすることと、
中国の服飾文化を本物で辿るという大胆な試みからスタートしました。

結局服人類学者謝黎(シャレイ)さんの所蔵のチャイナドレス(旗袍)が約150点、
その他の衣装が50点と、予想外に沢山のドレスを展示することになりました。

 随時コーナーを説明していきますが、
まずは崑劇(こんげき)衣装の説明からさせていただきます。
本展では、上海で上演した舞台をビデオでご覧いただけます。

 写真の崑劇「驚鴻記(きょうこうき)・太白酔写(たいはくすいしゃ)」は、
呉世美(ごせいび)の「驚鴻記」第十五出「学士酔揮(がくしすいき)」を改編し、
独立の演目にしたものです。

内容は、唐の玄宗皇帝と楊貴妃が庭で牡丹の花を観賞していたとき、
皇帝は詩人の李太白(李白)を召して、詩を作らせようとしました。
李太白は、日頃から気に入らない宦官(かんがん)の高力士(こうりきし)に命じて
墨を擦らせたり、自分の靴をぬがせたりしたあと、
酔ったまま筆を取り、見事な即興の詩を書いたというものです。
(参考文献「京劇の歴史と特徴」加藤徹)

 この劇は宮中の日常をあつかった一幕、50分ほどの小規模なものです。
主な登場人物は、李太白、皇帝の寵愛を受けた宦官の高力士、
玄宗皇帝(唐明皇)、楊貴妃、小太監(宦官)、宮女などです。
我が国でも非常に著名な李白、玄宗皇帝、楊貴妃が顔を揃えるという珍しい作品で、
例えば玉三郎がこの春演じた「貴妃酔酒(きひすいしゅ)」には皇帝は出演しません。

 中国の古代服装は、上衣下裳(じょういかしょう)の
上下違った形式の衣装を男女とも着用していました。

春秋戦国時代に深衣(しんい)という
上下一体となった一枚ぎ(女偏に為)の衣装が生まれ、
後に袍(ほう)や衫(さん)に発展しました。

李白が着装する袍が礼服(らいふく)として7世紀の日本や韓国に伝えられ、
その一番下に来ていた小袖(こそで)が着物(きもの)に変化していきます。
その後日お話します。

中国の男性衣装の基本は、長装(ちょうそう)、女性は上衣下裳でした。

ですから、チャイナドレス(旗袍)は、実はオリジナルは男性衣装と考えられるのです。

 まだまだ語ることは沢山ありますが、一応今回はここまでとしております。

(BX-16S)
神戸ファッション美術館

  • 2008/07/18 |
  • 14:32 |
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