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どうなってるの?――ポワレとチャイナ

特別展「ポワレとフォルチュニィ コルセットをめぐる冒険」も、残すところ、あと1週間となりました。

後期から展示されているポール・ポワレの作品に、 【ブリトンヌ】デイ・ドレス があります。

こちらは1921年にデザインされたもので、紺色のウールと青色のシルクベルベットで形作られ、独特のフォルムをもったドレスです。
東洋風のモチーフが、襟元とウエスト部分を縁取ります。
襟の部分がしっかりと立っていて、首に沿った形・・・
現在、次の展示準備をすすめている、チャイナドレスの首元と似ているようにも思えてきました。
そしてこのドレス、後ろ身頃には飾りベルトがあって、前身頃はジャケットとスカートとに分かれているように見えます。
その実は、背中の部分には飾りベルトで上衣と下衣が接続され、下衣の前身頃ウエストにはゴムの入っている、ワンピース仕立てになっています。

7月12日からの展覧会「チャイナ×チャイナ×チャイナ」展でも、
この、一見分かれているように見えるけれど、実はワンピース というドレスが展示されます。

こちらは1920年代の「奇装異服」と呼ばれるドレスで、首元には西洋の襟の形がみられます。
漢人女性の上衣下裳(上衣と下衣に分かれた衣裳)のように見せかけながら、満人女性の旗袍(チーパオ;チャイナドレス)に仕立てられたものです。
漢人女性の上衣下裳と満人女性の旗袍を融合した奇妙なデザインは、当時の「常識」からみた「奇装異服」です。

同じ時代に、ヨーロッパと中国で見られたドレスの形状。
背景はそれぞれですが、まずは、残りわずかな会期にポワレの作品を観察されてはいかがでしょうか。

misaki

  • 2008/06/24 |
  • 17:02 |
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