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日欧モスリン

現在神戸ファッション美術館で開催中の、薄布のドレス展へ一歩足を踏み入れると、
1805-10年のフランスのシュミーズドレスがあります。

こちらは、コットン(木綿)モスリンという素材でできていて、
真っ白で薄いその生地は、やわらかな風合いを持っています。
モスリンと聞くと、着物などのモスリンが思い浮かぶ方もいらっしゃると思います。
もともとは、インドで生産された、
太さにむらの少ない細めの糸で織られた平織の木綿織物で、
大航海時代に、ヨーロッパに伝わったと言われています。

では着物のモスリンは?
羊などの毛を梳毛(そもう・繊維の長い獣毛の縮れを伸ばすこと)した平織の織り物で、
日本では一般的にこれをモスリンと呼んでいます。
コットンモスリンは日本には伝わりませんでした。
主に、普段着の着物、冬物の襦袢などに使われています。
薄地で柔らかくあたたかいので、戦前には多くの人が身につけましたが、
第二次世界大戦に入り、物資繊維製品の制限が行われたため、生産が減少しました。

木枯らし一号が吹き、夜空の輪郭がくっきりとして、
少しずつ冬の足音が聞こえてきました。
まだまだこれから、紅葉の見ごろをむかえる所も多くあります。
気分をかえて、モスリンなどのあたたかなお着物で、お散歩されてはいかがでしょうか。

misaki

  • 2007/11/19 |
  • 19:07 |
  • ファッション
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成実弘至先生を迎えて

去る11月17日、服飾文化セミナー“ファッション研究の可能性”の第3回目を開催しました。
今回の講師は、京都造形芸術大学の成実弘至先生で、タイトルは『ファッション・デザインの思想史』です。
先生は、ちょうど先日『20世紀ファッションの文化史』というご著書を河出書房新社から出版したばかりで、今回のお話もその本の内容にそって進められました。

お話の中で先生は、2枚の画像を提示して、「二つに共通しているものはなんだと思いますか」と質問しました。
1枚は、19世紀後半、ナポレオンⅢ世皇妃ウージェニーのお気に入りだったチャールズ・ワース(シャルル・ウォルト)によるドレスを着たフランスの貴婦人の絵。
もう1枚は、リーヴァイス・ジーンズの原型になったオーバーオールを着たアメリカの労働者の写真。
一見するとそこには何の共通点も見出すことはできません。
会場が首をかしげていると、「共通点は、時代です」と先生が解答しました。
一方は、ファッション・デザイナーという存在がトップダウンで流行を発信するというシステムの萌芽を表し、もう一方は、労働着がのちに普遍的ともいえるファッション・アイテムへとボトムアップしていくその始原を写しています。
この二つの異質な出来事は、19世紀後半のほぼ同じ時代に遠く離れた場所で発生し、その後20世紀ファッションという大きな渦へと流れ込んでいくのです。

先生のお話を聴きながら、僕はやはりそのころ撮られた1枚の古い写真のことを思い浮かべていました。
そこには、まげを結いフロック・コートを着て椅子に座った最後の将軍・徳川慶喜が写っています。
フランスでオートクチュールが誕生し、アメリカでジーンズが発明されたその頃、日本では長年培ってきた服飾文化を捨て、それら西洋の受容が始動したのです。
僕は、あらためてその同時代性に気づき、独り興奮していました。
その場その時へと立ち返り、そこで一体何が起こっていたのかを、もう一度考え直してみたくなりました。

《MOMO》

 こちらが成実先生の新刊です。

フェリシモ クリスマス アーカイブス コレクション展

英国のクリスマス文化研究家から、約10万点にもなるクリスマスコレクションを
フェリシモは、譲り受けました。
コレクションはほぼ全世界をカバーしており、
カード、オーナメントなど、ありとあらゆるクリスマスグッズがあります。

フェリシモ クリスマス アーカイブス コレクション展」では、
このコレクションの一部を公開します。

可愛らしいクリスマスグッズの数々をお楽しみください。

11月17日(土)~12月25日(火)
神戸ファッション美術館 1階エントランスロビーにて
10時から18時 水曜休館 入場無料

クリスマス展のブログ記事↓
あすから クリスマス気分! 11月16日
フェリシモ クリスマス アーカイブス コレクション展 11月16日

  • 2007/11/19 |
  • 15:05 |
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フェリシモ ハッピートイズ プロジェクト

おうちに眠る服や布など、手放せずにいる思い出の布や毛糸でぬいぐるみを手づくりし、
笑顔の親善大使として世界中のこどもたちに贈る
フェリシモ ハッピートイズ プロジェクト』は、今年で11年目を迎えます。

こどもたちに笑顔を贈り届けるのは、
毎年新しいテーマとともに発表されるぬいぐるみ、「フェリシモ ハッピートイズ」。

全国からボランティアでご参加いただく製作スタッフのみなさまによって
1体ずつ手づくりされた、世界でたったひとつのぬいぐるみたちは
クリスマス時期にお披露目された後、世界中のこどもたちへ贈られます。

神戸ファッション美術館では、
1階 エントランスロビーにて
11月26日(月)~12月25日(火)の間
「フェリシモ クリスマス アーカイブス コレクション展」とともに
みなさんの温かい気持ちのつまったぬいぐるみたちを、お披露目します。
※10時~18時まで 水曜休館 入場無料

クリスマス展の記事↓
あすから クリスマス気分! 11月16日
フェリシモ クリスマス アーカイブス コレクション展 11月16日

その他のお披露目会場

大阪・関西国際空港会場:11月17日(土)~12月25日(火)
 大阪府泉佐野市泉州空港北1番地 関西国際空港 旅客ターミナルビル1階
 点灯時間:5時~24時

神戸・朝日ビル会場:12月3日(月)~12月25日(火)
 神戸市中央区浪花町59番地 神戸朝日ビルディング 1Fピロティー

中国・北京会場:12月7日(金)~25日(火)
 中国北京市朝陽区向軍南里2巷甲5号雨霖大厦1階 フェリシモ生活提案店
 営業時間:10時~20時

東京・丸ビル会場:12月14日(金)~25日(火)
 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング 3階回廊
 開館時間:11時~21時(12月16日・24日は11時~20時まで)

プロジェクトの最新情報は、ハッピートイズ通信に掲載されています↓
http://www.felissimo-happytoys-blog.com/

  • 2007/11/19 |
  • 12:40 |
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