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実物で読み解く ポール・ポワレの衣装

こんにちは。
六甲アイランドの街はハロウィンで盛り上がっていますが、美術館では、本日服飾文化セミナー「実物で読み解く ポール・ポワレの服」を開催しました。

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普段の展示やギャラリートークではお見せできない、語りつくせないことをたっぷりじっくり見ていただこうという企画。第一回の「実物で読み解く18世紀ヨーロッパの宮廷衣装」に続き、今回は、20世紀初頭、コルセットを追放して西洋の女性ファッションに画期的な変革をもたらしたデザイナー、ポール・ポワレをとりあげました。

パリの生地屋に生まれ19世紀末、デュセやウォルトの店を経て独立したポワレは、それまでの、コルセットによって矯正された身体に纏われる装飾の多い衣装との訣別ともいえる、簡素なシルエットのドレスを発表し人気を博します。彼の生み出すファッションと共に、彼の興味や生き様についてもたくさんのエピソードが伝説として残されています。

神戸ファッション美術館では、2008年「ポワレとフォルチュ二ィ コルセットをめぐる冒険」展で特別展示を試みました。これまでの展示の様子と合わせて美術館が収蔵する8点の実物衣装を詳しく紹介しました。

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オリジナルの衣装以外にも、学館協働事業で制作していただいたレプリカのコート、ポール・イリーブ画のポワレの作品集、ガゼット・デュ・ボントンのファッションプレート、貴重なオリジナルの帽子なども合わせて見ていただきました。ドレスをマネキンから脱がせて、裏側の意外な仕掛けも大胆に公開。コルセットを使用しなくてもきれいなシルエットになるようなちょっとした苦労なども参加された皆様と一緒に発見しました。

いろいろな芸術運動がおこった20世紀初頭にその才能を発揮し、ファッション史に大きな功績を残したポワレ。お祭りごとがすきだけれど経営には無頓着。そんなポワレの豪快な人生も想像をまじえながらお話さていただきました。「なんと3回も破産してるんです。勲章を授与された年にも破産してます。」そんな話はしなくていいよと天からの声が聞こえてきそうですが、こうして素晴らしい作品を残してくださった功績に感謝する1日でした。

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次回はクリスチャン・ディオールの巻。
講師にディオールに御造詣の深い大江瑞子先生をお迎えします。
参加のお申込みは定員に達していますので受付は終了していますが
ディオール作品の魅力を再認識していただける機会になると思います。

fujiH.O

 

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http://fashionmuseum-blog.com/%e5%ae%9f%e7%89%a9%e3%81%a7%e8%aa%ad%e3%81%bf%e8%a7%a3%e3%81%8f%e3%80%80%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%bb%e3%83%9d%e3%83%af%e3%83%ac%e3%81%ae%e8%a1%a3%e8%a3%85

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